備忘録

しわ無し脳みそのために...

三本和彦氏と「新車情報」

以下の記事によると、自動車ジャーナリストの三本和彦氏が亡くなったらしい。若い頃TVKテレビの「新車情報」を楽しく見せてもらった。消費者目線に立った、メーカーに媚びない、歯に衣着せぬ物言いが面白かった。本当なら、残念なことだ。昭和の硬骨漢がまたひとり旅立ってしまった。

以下の記事は「クラシックカーディーラーズ」と一緒にしていたものだが、同氏追悼のため、分けることにした。合掌

 

日本に車番組はあるが、金持ち風のスノッブが高級車や外車の能書きを垂れる番組は嫌味だし、また車以外に興味のない社会性のない連中が集まるような番組も見る気がしない。または芸人が下手なおふざけで笑いを取ろうとするのも、飽き飽きしてうんざりだ。ところが以前UHFのTVKテレビ神奈川)でやっていた「新車情報」は司会が三本和彦氏だった時は、普通の庶民がメーカーに言えない質問やコメントをあくまでも庶民目線のべらんめえ口調で辛辣、辛口に突っ込んでいた硬派な番組だったので、毎週楽しく見ていた。新車紹介が基本的な内容で、偉大なマンネリと三本氏も称していたが、それでだけでなく新車紹介をせずに特集を組むこともあった。

    庶民目線を忘れない三本氏であったが、日本自動車殿堂に入るほどの有名人であり専門知識も十二分にあるので、切り込まれる側(国産メーカーは開発責任者、外車は輸入会社代表等)も覚悟をし首を洗って出演していて、そのやり取りも楽しかった。大人の事情で普通の評論家が聞けないような質問を行い、メーカー側が答えに窮するといったシーンがしばしばあり、本音のやり取りが聞けて面白かった。かといって今どきのユーチューバーのように視聴者に迎合するわけではなく、社会人である自動車ユーザーとしてあるべき態度を問うこともあった大人の番組だった。

    マイナーで経営の苦しいUHF局のテレビ神奈川の番組ながらほぼ全国でネットされており、同局の全番組中で当時トップクラスの視聴率を誇ったらしい。メジャーなキー局にしてみれば、自動車メーカーはCMを打ってくれる最上得意顧客なので、そのお客様を番組中で答えに窮するほど突っ込む、という番組はできない。新車情報の場合も、独立系の曙ブレーキの懇意にしていた経営者が助けてくれて、神奈川に事業所のある自動車部品メーカーにスポンサーになるよう声をかけてくれたという。某国営放送では商品名や会社名を出した番組はできないといったそうだ。しかしイギリスの国営放送BBCでは1977年から続く自動車番組(トップギア)もあるので、要はやる気がないということだ。番組内で三本氏が自分で言っていた「ゲリラ番組」というは言い得て妙だが、だからこそ視聴者の支持を集め、1977年から2005年まで27年9か月(放送回数1,448回以上)という長寿を誇った番組だった。

    しかし同氏の新車情報に対するコラム<新車情報よもやま話>のアーカイブを読むと、TVKの経営者は主要株主である神奈川県、横浜市、神奈川新聞から天下ったやる気のない人々で、さらにしばしば変わったそうだ。どういう状態だったかは想像に難くないが、そういう本気でない局の方針との問題で三本氏が引退してしまい、後番組が続いたが切込みが無くなって見なくなってしまった。特別の階級や、いかにも社会性を持たない人や、お笑い番組でなく、専門知識のバックグラウンドがあったうえであえて庶民目線の内容を狙った同番組に親しみが持てで楽しかった。また同様の番組をやってほしいものだ。

 テレビ神奈川 新車情報アーカイブ

 

    そのほかにはBS朝日でやっていた番組「昭和の車といつまでも」をみていたが、先日打ち切りになってしまった。ネタが切れてきたことと、内容がマンネリになってしまって、飽きられたのかもしれない。最も知りたかった「部品の入手ができない製造中止の車をどうやってメンテナンスするのか」といった情報が全く紹介されていなかった。「クラシックディーラーズ」でエド、アント、エルビスがやっている部分がすっかり抜け落ちているので、自分だけでなく不満が残る視聴者が多かったと思う。特集などもなかったし、センチメンタルでノスタルジックな車の紹介だけの繰り返しでは飽きてしまうので、もっと時間をかけて週一でなく、月一とかで部品の入手からレストアの工程まで見せるような内容にしたらよかったと思う。

    日本でも名車再生やまた新車情報のような番組をやってもらえないものだろうか。

大型二輪教習車「NC750L(MT仕様とAT仕様)」を教習所向けに発売

Honda | 大型二輪教習車「NC750L(MT教習車仕様)」とAT限定大型二輪教習車「NC750L(AT教習車仕様)」を自動車教習所向けに発売

2022年6月13日 プレスリリース

 Hondaは、二輪市場の活性化を目的に、「大型二輪免許」および「AT(オートマチック・トランスミッション)限定大型二輪免許」の教習車として、「NC750L(MT教習車仕様)」と「NC750L(AT教習車仕様)」を全国の自動車教習所を対象に7月21日(木)に発売します。

●二輪教習に適した特殊装備を付加した、自動車教習所専用モデル
●「NC750X」をベースに、教習車としての特性を考慮した変更を実施
大型二輪免許教習およびAT限定大型二輪免許教習に応じた2タイプを設定

 NC750L(MT教習車仕様)は、マニュアルトランスミッションを採用した大型二輪教習車。NC750L(AT教習車仕様)は、クラッチ操作を必要としないデュアル・クラッチトランスミッション(DCT)を採用したAT限定大型二輪教習車です。

 直列2気筒745cm3エンジンを搭載する市販ロードスポーツモデル「NC750X」をベースに、教習車としての特性を考慮した各部の変更を行うことで、教習時に頻繁に使用する極低速域での操作性や低中速域での扱いやすさと、取り回しやすさに配慮しています。さらに、車体への転倒ダメージを軽減させるバンパー類、教習生の運転状況を教習指導員へ視覚的に伝える表示ランプを装備。カラーリングは夜間の教習時にも車両の挙動を確認しやすい、「パールグレアホワイト」1色の設定としています。

 

このブログのNC750Lページは、教習用NC750Lで情報を探すと検索サービスで上位にでるためか、見に来る人が多い。バイクブームで教習所に通っている人が多いからなのだろう。ついでなので6月にホンダから新型の教習所仕様車発売が発表になったので、そちらの情報も載せておく。

現行の大型二輪教習用のNC750Lは、従来のNC750S(カウルのないネイキッドタイプ)をベースに作られている。自分もこれで教習を受けた。NC750Sはシート高が低く、馬力は低いが低速トルクがあり、極低速走行の多い教習にはもってこいだった。一本橋なんかはトルクのお世話になったし、スラロームやクランクなんかも楽だと思う。また狭い教習所のコース内で頻繁な加減速が必要な時には、高トルクエンジンの出番だ。教習時に一時的に乗ったCB400Fよりも、ずっと扱いやすかった。(その割には一本橋で苦労したが)

さてそれと同時にクロスオーバータイプ(オフロードにも使用できる)として、NC750Xが販売されていた。複数メーカーで流行りの、クチバシがとんがっているやつだ。

 

当初はオフロード可という位置付けで、最低高を稼ぐためシートが高くなっており(うちのはこれ 830ミリ 両足の踵はつかない ローダウンキット別売あり)、別途ロードダウン仕様も出されたが、現在は全部ローダウンになったらしい。他のモデルと比較して割安感があった(部品は海外製、組み立てはホンダ熊本工場らしい)ので、そこそこ売れたモデルらしく、2019年モデルからはトラクションコントロールまでついているらしい。これがベースとなって、新型の教習車NC750Lがでたようだ。

 

そんな現行のNC750Xは価格が以前に比べると高いため、新型NC750Lも高くなったようだ。教習モデルにまでトラクションコントロールまでついているのかな?微妙に仕様が異なることもある。

さらに今回は自動変速機(DCT)つきのモデルの発売になった。自分の時は650ccのスズキSkywaveで教習をやった。古いスクーターだったが、400cc越えで最も大きなATがこれなので、どこでもSkywaveで教習をやっているらしい。これの置き換え需要を狙ったのだろう。

2019年12月からAT限定大型二輪免許で650ccの制限がなくなったので、AT免許でもゴールドウイングDCTなどにも乗れるようになった。ゴールドウイングが無理な人でも、ホンダからはCRF1000Lアフリカツイン、NT1100、NC750Xなど自動変速機付きモデルが増えてきた。よってAT教習専門バイクの出番が増えるだろう。

 

以下がメーカーによる主要緒言で右が旧型、左の二つが新型で比較してみた。大きな変更はないようだ。太文字は編越されたところ。赤が自分のコメント。教習生の皆さん、NC750Lは乗りやすいバイクなので、教習を頑張ってください。ご安全に!

 

通称名

新型NC750L

MT教習車仕様

新型NC750L

AT教習車仕様

現行NC750L

発売日

2022/7/21

2016/10/11

発売予定数

半導体不足でこっちにまで回せないのだろう。自分は大型AT教習はSkywaveのスクーターでやったが、今後はこっち?。

300台

500台

価格(税込み)

NC750は安いのが売りだったのに、インフレと半導体不足のせいかお高くなった。DCTは10万高。

1,100,000円

1,210,000円

895,320円

車名・型式

ホンダ・8BL-RH14

ホンダ・2BL-RC67

全長×全幅×全高 (mm)

NC750Xベースのため、クチバシなどで少しずつ大きくなった。

2,205×845×1,200

2,190×775×1,120

軸距 (mm)

1,530

1,525

1,520

最低地上高 (mm)★

ローダウンなのか?5ミリじゃ誤差の範疇か。

125

130

シート高 (mm)★

23ミリ高くなったがこれでも旧ローダウンと同じなのか。うちのXは830ミリ。思うほど低くない。

793

770

車両重量 (kg)

ちょっと重いのはXのカウルとDCTのミッションだろう。[ ]はバンパーや教習ランプ込みの数値。低重心なので、引き起こしや取り回しは楽だと思う。

218〔228〕

228〔237〕

217〔228〕

乗車定員 (人)

2

2

燃料消費率※2(km/L)

NC750は元々燃費がいいが、さらに良くなった。でもWMTCモードだとちょっと悪い。WMTCって何?

国土交通省届出値

39.0(60)<2名乗車時>

37.0(60)<2名乗車時>

37.0(60km/h定地走行テスト値)<2名乗車時>

定地燃費値※3(km/h)

WMTCモード値★(クラス)※4

26.9(クラス3-2)<1名乗車時>

27.6(クラス3-2)※2<1名乗車時>

最小回転半径 (m)

3

3

エンジン型式・種類

RH14E・水冷 4ストローク OHC 4バルブ 直列2気筒

RC67E・水冷 4ストローク OHC 4バルブ 直列2気筒

総排気量 (cm3)

745

745

内径×行程 (mm)

77.0×80.0

77.0×80.0

圧縮比 ★

10.7

10.7

最高出力 (kW[PS]/rpm)

わずかに高回転型になったか。

27[37]/5,500

27[37]/5,250

最大トルク (N・m[kgf・m]/rpm)

しかしトルクは上がって、さらに低回転型。教習には乗りやすいと思う。

57[5.8]/3,500

54[5.5]/4,000

燃料供給装置形式

電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>

電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>

始動方式 ★

セルフ式

セルフ式

点火装置形式 ★

フルトランジスタ式バッテリー点火

フルトランジスタ式バッテリー点火

潤滑方式 ★

圧送飛沫併用式

圧送飛沫併用式

燃料タンク容量 (L)

14

14

クラッチ形式 ★

湿式多板コイルスプリング式

湿式多板コイルスプリング式

変速機形式

教習所では精々4速まででしょう。DCTはさすがホンダ。

常時噛合式6段リターン

電子式6段変速(DCT)

常時噛合式5段リターン

変速比

1速と2速が低くなった。大型なら初めてバイクに乗る人はいないだろうからこれでもいいか。6速はうちのでは100キロ/3000回転。

1 速

2.666 エンジンが2.666回転してミッションが1回転する。前よりトルクが強いからこれで十分?

3.066

2 速

1.904

2.176

3 速

1.454

1.454

4 速

1.178

1.068

5 速

0.967

0.833

6 速

0.815

減速比 (1次★/2次)

1.731/3.333

1.921/2.933

1.731/2.933

キャスター角(度)★/トレール量(mm)★

27°00´/116

27°00´/110

タイヤ

120/70ZR17M/C(58W)

120/70ZR17M/C(58W)

160/60ZR17M/C(69W)

160/60ZR17M/C(69W)

ブレーキ形式

油圧式ディスク

油圧式ディスク

油圧式ディスク

油圧式ディスク

懸架方式

テレスコピック

テレスコピック

スイングアーム式(プロリンク)

スイングアーム式(プロリンク)

フレーム形式

ダイヤモンド

ダイヤモンド

奥武蔵グリーンライン

前回通れなかった通称「奥武蔵グリーンライン」に挑戦してみた。「埼玉県入間郡毛呂山町の鎌北湖から、秩父市の埼玉県道11号(熊谷小川秩父線)の定峰峠に至る30kmほどの林道の総称が、奥武蔵グリーンライン」ということになっているらしい。Googleマップなどでも奥武蔵グリーンラインで表示されている。


2019年の台風で道が大きく崩れ、長い間通行止めが続き「まだ通れない」といった情報が多いが、2022年6月現在は通行可能。林道といっても舗装されているが、路面が陥没しかかったり、がけ崩れを修復された跡があったり、幅が車一台分の尾根を通ったりで、それなりの雰囲気はある。かなり自転車の通行が多く、個人だったりグループで走っている。路面が悪いので奥多摩周遊道路のようにスピードは出せないが、交通量が圧倒的に少ないため時々道路のど真ん中を走っている自転車がいるので、注意が必要だ。

NC750Xはカテゴリーとしてはクロスオーバー(アドベンチャー)なので、簡単なダートなら走れるということになっている。国道299号にほぼ平行して走るこの道はダートではないが、結構長いので走ってみたかった。先日北回りで「彩の国ふれあい牧場」から行った時は、定峰峠以前で通行止めと勘違いし引き返したが、奥武蔵グリーンラインは青矢印の定峰峠までは繋がっている(通行止めはその西側で秩父へ抜けられない)。今回はそこまでいかないが、白石峠から北に折れ「堂平観測所ドーム(天文台)」をゴールと決めて走り出した。

土曜の朝、妻をパートに送り届けてから出発する。子供もバイクで江ノ島へ行くらしいが、事故には気を付けて欲しい。天気予報は、今年一番の最高気温と言っている。埼玉は暑いからちょっと心配。フルフェイスヘルメットに、パッド入りのハーフメッシュジャケット、バイク用エアバッグジーンズ膝パッドは暑いが、安全のため仕方がない。走行中は、走行風でかろうじて大丈夫だが、日向に停車するとジリジリ焼けてくる。

混んでいる所沢市街地を避け、多摩湖から人工雪スキー場(まだあった)裏、西武ドームベルーナドーム)横を通って国道463号から299号に抜ける。西武ドームはかなり昔に、家族で野球見物に来たことがある。小さい子供が飽きてしまって、9回持たずに途中で帰ったのも思い出だ。

この463号から299号は所沢から飯能あたりがそこそこ混んでいたが、それ以降は道が空いて市街を抜けるとかなり田舎の雰囲気になる。この辺から299号は、西武池袋線高麗川とくんずほぐれつ一緒に進む。バイクも増え、ツーリングらしくなってきた。今回の奥武蔵グリーンラインには、西武線東吾野駅」近くから脇道の林道に入っていくコースを予定していた。

ただしその脇道から林道をYahooカーナビとか、Googleマップに登録しようとすると、自動的に選ばれるのは国道や県道になってしまう。それをPCからマニュアルで林道に変更し、そのルートをモバイルでデータ送信すると、元の自動選択の大きな道で共有されてしまう。これは仕様らしいが何とかして欲しい。色々工夫したが、一つのルートをいくつにも分割してセーブしたので使いにく。また山の中の林道では圏外の場所が結構あり、マップ自体が表示されなくなってしまう。事前にデータをダウンロードしておけばよかった。

結局、東吾野駅近くの脇道はナビにセットできず、入口をうろ覚えの状態で走ってみた。しかしいつまでたってもそれらしき道がわからない。違和感を抱えつつ5分ほど進むと通るはずのないトンネルについてしまって、元に戻ることにした。やはり違和感があったらすぐに止まって確認した方がいい。スマホのナビで確認すると、脇道入口近くに郵便局があることがわかった。そして戻っていくと小さな郵便局が見つかったが、それらしき脇道が見つからない。え~っと再度止まってよく確認すると、国道脇にほんとに目立たない小さな路地が見つかった。これしかない、ということで進んでみると、やっと当たりだった。ストリートビューなどで事前に確認して置くべきだった。

東吾野駅前の「医療介護センター」の信号を越え、

②左に「坂ノ下板金塗装」を過ぎ、

③信号から210メートル進むと右側に林道入口があるのでここに入る。

④左に「東吾野郵便局」が見えたら行き過ぎなので国道を30メートルほど戻ること。

 

奥武蔵グリーンラインは、自転車で人気なようだ。バイクの10倍くらい走っている。林道のためか、バイクは125から中型が多い。次第に暑くなってきてヘルメットのシールドを開けたいが、結構虫が多く大きく開けられない。時々ブヨなどかシールドに当たって大きな音を立てるだけでなく、は虫の大群がいて隙間からヘルメットの中に入ってくる。


白石峠まで行ったら右に「ときがわ町堂平天文台」の看板がかかっているので、右折する。ここには屋台のような出店があり、飲み物を販売しており、自転車組がたむろしていた。林道は日陰が多いが、上り坂を人力で上がってくるのは大変だ。林道には自販機などないので、よく売れていたようだ。

パラグライダーの滑空場などを越えて5分ほど進むと、天文台に到着する。本当は中を見てみたかったか、ここも自転車がたむろしていてやめた。屋台のような店がランチなどを売っていたがコールドドリンクの自販機はなく、正丸峠までいけぱなにかあるだろうと、写真を撮って妻に送り早々に引き上げた。ここで12時頃になる。

狩場峠まで戻り、右折して正丸峠への林道をすすむ。こんなところにと思う場所に人家があり、どうやって生活しているのか本当に不思議だ。と思いながら走っていたら、林道も終わりに近づいた。

下記の写真を左に進むとあと130メートルで国道299号正丸トンネルの入り口近辺にでるが、右に進むと正丸峠にでる。写真の左右の道はほとんど通行はないがこれは実は正丸峠旧道で、1982年(昭和57年)に正丸トンネルができるまでは、こちらが299号線だったそうだ。

 

82年というと大学生の頃だが、たぶんそのころ正丸峠を走った記憶がある。トンネル開通以前だったかどうかわからない。わざわざ旧道を走った可能性もある。車かバイクかも定かでない。しかし自分の前を大型ダンプカーがノロノロというより、恐る恐る走っていたのを覚えている。ダンプ運転席の後ろに垂直に鉄板が経っている(鳥居というらしい)が、これが峠道の上にオーバーハングした岩などに触れそうで、後ろを走っていて怖かった記憶がある。今回40年ぶりくらいに走ってみたが、幅は狭く乗用車でもすれ違いに気を付けるほどの場所があり、路面は非常に悪く、ガードレールも曲がっているところがあり、よくまあ大型ダンプが走っていたものだな、と思った。

ここはかの有名な「頭文字D」に出てきた、バトルの聖地のひとつである。写真の場所は、バトルが一本終わった時にUターンをした場所らしい。埼玉のハチロクドッカンターボとバトルした場所で、漫画にもロードコンディションはよくないとあった。しかし実際に走ってみてわかるが、この路面でバトルなんてやったら足回りを壊してしまう。トンネルができてから、メンテナンスを真面目にやってないのだろう。そのためかどうかわからないが、90年台頃は走り屋がたむろして、事故が頻繁に発生したそうだ。ガードレールが曲がっているのもそのためらしい。後で分かったが、峠にあるお休み処の奥村茶屋で「頭文字D」関連のステッカーなどを売っていたらしい。残念!

正丸峠を南西側に降りると県道53号線(青梅秩父線)にでるので、そのまま青梅に向かって帰途に就く。この辺で1時頃。299号あたりだったか気温計が29度を示しており、山の中は涼しいのかなと思ったが、山下りで青梅に向かうにつれじわじわサウナのように暑くなってきた。

途中から成木街道に入り青梅市街に入ったたところでやっとコンビニがあったので、入って冷たいお茶を買って飲んだ。家を出てから初めて水分補給した。もっと早く取るべきだった。この辺では35度くらいあっただろう。ここまでくれば奥多摩へ行くときの道なので、後はおなじみの道で帰った。

家の近くでラーメンを食べたが、その後ちょっと気分がよくなかった。熱中症気味だったのかもしれない。家についたらすぐ冷たい水のシャワーを浴び、エアコンを入れ1時間ほど横になったら元気になった。自分は休むよりもどんどん走ってしまう方で、暑いし、いい年なのでもっと休みをしっかりとろうと思った。ともかく事故なく無事に帰ってきた。ご安全に!

彩の国ふれあい牧場

ここしばらく週末は雨だったり用事があったりで、バイクにはほとんど乗れなかった。ネットで偶然埼玉県営らしい「彩の国ふれあい牧場」か紹介されていた。きれいな写真が出ていて、急に思い立って行ってみることにした。

行きは関越で、帰りは山道で計画したが、出だしから関越が渋滞でまいった。やっぱり週末の高速下りはだめだ。

6-1嵐山小川で降り、下道を30分ほど走ると山道になりつづら折りを10分程登ると牧場の駐車場が見えてきた。

ところが写真と全然違ってショボい場所で、11時過ぎだったがバイクも車もそれぞれ20台程しかいなかった。売店がポツンと立っているだけで、ソフトクリーム(うまかったが)を食べてそれでおしまい。マザー牧場のような期待があったが、牛もいないし、土産物すらない。景色も期待したほどよくない。子供連れのひとは、止めた方がいい。もういくことは無いと思う。

またよく調べなかったほうが悪いが、帰りに通るつもりだった道が、通行止めの表示があり、途中ですごすご引き返して戻ってきた。帰ってからよく調べたら、通行止めはぎりぎりで通る道の向こう側で大丈夫だった。

やはりこういう時は、小さな画面のスマホは使いにくい。さらに道の段差の振動で、スマホがホルダーからはずれた。直ぐ押さえられたからよかったが、危うく路面に落とすところだった。

帰りの高速は空いていて快適だった。先日ネットで落とした中古のGIVIのロングスクリーンだが、もっと有効かと期待していたが、こんなもんかといったレベルだった。確かに両腕や肩に当たる風よりも、ヘルメットに当たる方が少ない。とはいえ、こんな長いスクリーンは初めてだったので、正直言うとちょっとがっかりだ。

また今回は、リアトップマウントケースもデビューだった。場合によると、ケースを付けると前輪が振られることがあるらしい。しかし大丈夫だったので、ほっとした。ただやはり大型車の高い運転席からは、テールランプが見にくくなった。追加のランプを付けてみようか、と思う。

遅い昼飯でとんこつラーメンを食べて帰った。次回はダメだった林道に挑戦してみよう。

奥多摩周遊道路の携帯圏外エリア

奥多摩周遊道路にいくと、下記の看板(病院に収容されるまで約2時間かかります)があちらこちらに立っている。これは救急車が現地と病院の往復にかかる時間というだけでなく、携帯電話の圏外エリアが多いというのも原因だという話をどこかで読んだ。

知床の遊覧船事故で無線が故障していて、連絡手段を携帯電話としていたというニュースをみて、それでは奥多摩周遊道路の電波カバーエリアはどうなんだと思って調べてみた。

すべて4Gエリア、2022年3月~4月の状況で、黄色のハイライトの部分が圏外の部分となる。

 

1:ドコモ さすがの天下のドコモでも、意外に圏外のエリアがかなりある。道路よりも、登山道のカバーを優先しているようだ。考えて見れば、そのほうが有意義かもしれない。

2:au 7~8割がた圏外。ちょっと意外。auならもう少しカバーしているかと思った。

3:ソフトバンク これほどカバーしているなんて、本当なんだろうか。なんとなくこの地図は信用できない。

4:楽天モバイル 楽天本体とローミングパートナー(au)を見たが、「いわずもがな」というやつである。奥多摩周遊道路に入る前の青梅街道ですら、圏外の部分がある。「がんばりましょう」のレベル。

◎楽天本体

◎ローミングパートナー(au)


これだけ見るとドコモ一択に見えるが、しかし東日本大震災の直後は契約者が多いドコモは、輻輳(一度に大量に発生する発呼で電話がつながらなくなる状態)が発生してまったく使い物にならなかった。それに比べ自分が持っていたauは10回かけると1回程度繋がり、ドコモユーザーから「貸してくれ」と頼まれた。トータルして考えると、難しいものだ。様は、「救急や病院のお世話にならない運転をしましょう」ということだ。

 

なお北海道知床のau、ドコモのエリアを調べると、アウトドア派の人は「ドコモ一択」だと思う。薄い水色が、海上の電波到達エリア。

auソフトバンクも似たようなもの)

◎ドコモ(さすがは天下のドコモ)

ナックルガード

先日、寒い雨の中を走って手がかじかんだので、ナックルガードを付けてみようか、とおもった。NC750Xはクロスオーバー(アドベンチャー)モデルなので、オフロード用のアクセサリーも似合う。本来は林道走行中に、脇から生えている木の枝や草などから手を守るためのもの。防寒や防水を目的として物ではないが、走行中なら手への雨の直撃は少なくなるかもしれない。

なるべく安いのを探して、アマゾンで日本に在庫のある中華製の物を購入した。最近のヤフオクは、中国発送品がやたらと多く、納期が早くて2週間、遅いと1ヶ月、ひどいと2ヶ月なんと平気で書いてある。怖くてそんなところからは、買う気にならない。アマゾンなら在庫が日本にあるショップであれば、速いし不良品なら返金もしてくれるだろう。

さて安いのを買ってみたが、大外れで形状やサイズがまったく合わない。これが中華製スタンダードクオリティか。また説明書がないのも珍しくないようだ。騙されるほうが悪い、安物買いの銭失い、地雷を踏んだ、というやつだった。マジェスティの時の台湾製部品の品質は、ほぼ信頼できた。やはりお国柄か。

試しに返品して、返金を依頼してみようか。どうなるか。

 

NC750X DCT Total spent so far

f:id:tokyo_it:20220403220740j:plain
ナックルガード(欠陥品ボツ) Amazon AWECOT 3,680円
リアフェンダー Amazon ALPHA RIDER 3,499円
エンジンガード 楽天 パークアップバイク 12,465円
サービスマニュアル・パーツリストその他 ヤフオク 12,000円
ホンダ純正メインスタンド Amazon 八百万堂2号店 8,077円
スペアキー(ヘルメットロック) 専門店店頭 770円
スペアキーイモビライザー 専門店店頭 11,000円
合計(欠陥品含む) 税・送料込み  51,491円

TV番組「名車再生クラシックカーディーラーズ」

以前このページに三本和彦氏とTV番組「新車情報」の記事があったが、同氏のご逝去に伴い、別のページに分けた。よってこのページはクラシックディーラーズだけとする。

    世界の車好き3億5千万人が見ているという番組。英語の番組名は「Wheeler Dealers」という。うちもなんだかんだで、10年以上くらい見ているか。シーズン12まではイギリスのAttaboy制作の番組で、シーズン13以降は送ディスカバリーチャンネルの制作となり、しばらく本拠をアメリカ移して製作していたが、ここ最近またイギリスに戻りシーズン17が始まっている。

    内容は、中古のオンボロ車を購入し、それをレストアして魅力たっぷりの車にし、転売するまでの一連の作業を紹介する。番組は特にレストア作業に時間を割いており、技術的(機械的だけでなく、板金や塗装まで含む)問題やトピックを説明してくれるのが面白い。日本では住宅事情のため屋根付きガレージがある人はまれだが、海外では自宅ガレージで車を修理することが珍しくないようで、それがこの番組が長く世界中で視聴されている理由になるのだろう。

    最初から出演しているのはマイク・ブルーワーで、番組では車の選択、購入、企画、部品購入、売却などを担当している。いつももう一人メカニックに当たる人もいて、これは「走るソファ」でギネス記録を持つエド・チャイナ(番組開始からアメリカ西海岸の途中まで)、元警官のアント・アンステッドアメリカ西海岸編)、元F1(マクラーレン)メカニックのマーク・エルヴィス・プレストリー(イギリス復帰以降)と変わっている。三人ともいい人だが、自分は最も長かったエド・チャイナが一番良かった。強気で陽気なマイクと、身長201cmの物静かな英国紳士のエドのコンビが作り出したイギリスでの番組のポリシーは、現在も引き継がれれている。しかしアメリカに移る前後で番組制作がアメリカのディスカバリーチャンネルに引き継がれ、同社からガレージでのレストアシーンの比率を下げろと言われて、当初のポリシーと合わずエドは辞めることになった。後の二人が悪いわけではないが、自分はエドが気に入っている。彼は走るソファーなどを作ってギネスの記録も持っているそうで、今も自分のYouTubeチャンネルで活躍している。

    NC750X関連ページの一番下に出てくる現在までの支出一覧は、この番組をリスペクトしてマネしたもの。

    ケーブルテレビでは海外の車番組はたくさんあるが、おそらくそのほとんどはアメリカ製と思われ、車を銀ギラ銀にカスタマイズしたり、グループ内のメンバーが対立したりする内容だ。そしてその多くが、髭に入れ墨をしたマッチョマン然としたタフガイがでてきて、いかにも男らしさをアピールするものがほとんどで、日本人の自分にはいささか鼻について見る気がしない。ところがこの名車再生クラシックカーディーラーズはオリジナルがイギリスのせいか、普通の車好きの人が普通に車の手入れをすること、そしてその基本を維持していることを目指していると、ディスカバリーチャンネルのサイトでマイクがコメントしていた(リンク切れ)。またカスタマイズは多少あるが、基本的にはオリジナルに戻すことをレストアの目的にしていることが多い。一時アメリカでの製作になっていたが、このパターンは今も続いている。

    名車再生 クラシックカーディーラーズは、自分はケーブルテレビのディスカバリーチャンネルで見ているが、衛星放送のBS11では無料で視聴ができるそうだし、そのほかインターネットでも動画が視聴できるようだ。

 

リアフェンダーの追加

どうも新しいモデルのバイクは、後輪のとフェンダーの間がすかすかのデザインが多い。フェンダーレスキットなんぞと言う、リアフェンダーを取ってしまうキットも売られている。例え雨の中を走らなくても、濡れた道を走ったら背中やヘルメットまで飛沫が上がる。カッコいいと思っているのだろうか。

昔は深いフェンダーがあり、またリアカウルなんてものがあり、工具、書類、カッパ位常備できた。せめてツーリングモデル位、しっかりしたリアフェンダーを付けて欲しいものだ。

さてNC750Xだが、これも申し訳程度のリアフェンダーしかついていない。先日雨の中をスペアキーを作りに行った時も、背中まで泥はねが上がっていた。さらに問題なのが、スイングアームの前にあるリアサスに雨や泥がシャワーの様にもろに降りかかることだ。汚いだけでなく、サスのオイルシールにダメージを与える。フロントサスならオイルシールの交換ができるが、リアはサスごと交換になるみたいで、現状には改善の必要がある。そこで社外品のリアフェンダーを探したが、以下のようなのしかない。

仕方なく、中華製の安物をアマゾンで買って取り付けてみた。以下の写真はアマゾンのもので、実際のものはタイヤの真上の少し先くらいまでしかない。リアサスへの泥シャワーは防げるが、その他への効果はどうだろうか。

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Total spent so far

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リアフェンダー Amazon ALPHA RIDER 3,499円
エンジンガード 楽天市場 パークアップバイク 12,465円
サービスマニュアル・パーツリストその他 ヤフオク 12,000円
ホンダ純正メインスタンド Amazon 八百万堂2号店 8,077円
スペアキー(ヘルメットロック) 専門店 770円
スペアキーイモビライザー 専門店 11,000円
合計 税・送料込み  47,811円

キジマ エンジンガードの装着

バンディットは油冷のため「水冷よりも軽い」と言われていたが、248キロの重量は自分には十分重かった。走り出してしまえばいいのだが、手で押している時など気合いを入れてかからないと怖い思いをする。特に向こう側(右側)にぐらりとすると、冷や汗が出る。

家の近所や駐輪場などでは迷惑にならないように回転数を抑えていたため、時速5キロ位で角を曲がる時などあっさりエンストすることがありヨロヨロとなる。近所のスーパーの駐輪場であったのだが、走り出しで曲がろうと車体が傾いているときにエンストし、必死にこらえたが遂に右側に立ちごけしてしまった。回りの人の目が恥ずかしくて、あわてて手でサイドスタンドを立ててからバイクを左に起こし、5分ほどの道を帰宅した。

ところが帰宅してアドレナリンが引くと、右大腿の裏側のハムストリングがズキズキと痛み始め、肉離れ(筋肉の断裂)になったことがわかった。248キロのバイクを起こす際に普通以上の力が入って、コロナで運動不足の筋肉が切れてしまったのだろう。数日したら正視できないほどひどい内出血になったため病院に行ったが、シップをして弾性包帯をきつく巻いて痛み止めを飲むだけだった。杖の使用も考えるほどひどいびっこになり、仕事は休まなかったが治るまで3か月ほどかかった。未だに違和感がある。

昔テレビで見たが、「火事場のばか力」が出たのだろう。火事場のばか力とは、か弱い女性が火事になると重いタンスを持ち上げるなど、緊急時に普段では考えられないようなすごい力を発揮するたとえ。普段、人は自分の筋肉や骨を守るため無意識にある程度の限界を決めて、それ以上の力を出さないようセーブしているという。ただし火事とかバイクが倒れるとか(笑)、必死になると無意識のセーブが外れてしまい、限界以上の力を発揮する。しかし時としてそのために自分の体を痛めてしまうことがあり、それが肉離れにつながったのだろう。スポーツ選手などに多く、癖になりやすいという。切れたところが弱くなってしまうのだろう。もう一年以上たつが、違和感が残るのはそのためだと思う。

自分は教習所ではバイク(引起し練習専用の引退したオンボロCB750F 装備品込み240キロ)を起こすことは割と難なくできたのだが、スーパーの駐車場で周りの好奇の目があったり、車が近くまで来ていたりなどのため、焦って必死になったのだろう。周りに誰もおらず落ち着いていたら、肉離れにはならなかったに違いない。まったく小心者であることが露呈した。常に平常心を持って、落ち着かなねばならない。

バンディットは「こけるやつは乗るな」と言わんばかりに、こけたら一発で壊れそうな場所にフロントウインカーが付いている。もちろんばっちりと壊れ、新品だとパーツだけで片側一式4,800円に驚き、ヤフオクで中古品を探して交換した。それからフロントブレーキレバーも根元に少しひびが入り、安い社外品に交換した。

バンディットには、ヤフオクで落とした中古のエンジンガードを装着していたおかげで、エンジンには問題はなかった。まあ立ちごけ程度なら大きな損傷はないとは思うが、オイルパン、クランクケースとかにヒビなど入ると大変だし、足が下敷きになって挟まったりすることもあるようだ。そんなためにNC750Xにも、エンジンガードを付けようと思って探してみた。

新品、中古共に色々探したが、安くていいものがない。そもそもエンジン部分のガードが少なく、その分高い部分をぐるっと囲むサイドカウルのガードがある。とりあえず自分に必要なのは立ちごけ対策なので、やはりエンジンガードになる。

日本製で安いのは、キジマのいわゆるエンジンガード然としたエンジンガードだ。対応はNC700から2020年までのNC750X、DCT含むだ。定価は15,950円だが、最も安かったのは楽天12,465円(送料無料)だった。

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購入前にアマゾンのレビューで分かっていたことだったが、塗装が黒のツヤありでツヤ無し塗装のNC750Xには合わない。ミッチャクロンをプライマーにして、つや消し黒のラッカーで色を塗りなおして、いい感じになった。

取り付けてみるたが、以下のことが分かった。

まず説明にあるように、立ちごけ程度の転倒対応ということ。エンジンガードのパイプがバイクのフレームにしっかりボルト止めされているのは下側の一か所だけで、上側はU字のアングルで締め付けてあるだけ。よって走行中の転倒にはあまり役に立たないだろう。

次に矢印にある部分がエンジンマウントのボルトで、これを利用してガードもフレームにボルト締めする(締め付けトルクは54n・m)。ところが説明書にも「個体差がある」とあるが、ここの精度が悪く左側のポリプロピレン製のロアーカバーにぶつかってしまう。しかたがなく鉄ノコで少しカバーを削ったが、それでもなかなか入らない。最後にエンジンマウントのボルト自体も少々遊びがあり、一番上に持ち上げた状態で試したら、やっとロアーカバーが入った。なんだかんだで2時間近くかかった。

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なるべくエンジンガードのお世話にならないように、気を付けよう。

 

Total spent so far

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エンジンガード 楽天市場パークアップバイク 12,465円
サービスマニュアル・パーツリストその他 ヤフオク 12,000円
ホンダ純正メインスタンド Amazon八百万堂2号店 8,077円
スペアキー(ヘルメットロック) 専門店 770円
スペアキーイモビライザー 専門店 11,000円
合計 税・送料込み  44,312円

ETCの2022年問題と2030年問題

うちに来た2016年モデルのNC750X DCT Eパッケージは、メーカー出荷時にETCが内蔵されている。ところが最近のニュースによると電波法関連法令の改正により、2022年12月1日から一部のETC車載器が使用できなくなるそうで、さらに2030年にはETC 2.0以外はセキュリティ規格の問題できなくなるという。

 

2022年問題

2009年以前に技術基準適合証明 旧スプリアス認証(漏れ電波が多い)を受けて製造されたETC。自分のETCが該当かどうかを調べるには、下記のリンクでわかる。メーカーオプションでついてきたETCは、漏れ電波が少ない規定で製造されているものもある。法改正により、漏れ電波が多いものは2022年12月から使用禁止となる。

うちで該当するのは車(トヨタ)とバイク(NC750X DCT タイプE)は、両方とも古いのでETC 1.0だが、漏れ電波が少なく2022年問題は大丈夫だった。しかし念のためバイクのETCモデル名(JRM-11H2)を検索したところ、以下の登録証明機関による工事設計認証に関する詳細情報がヒットしOK(スプリアス規定 新スプリアス規定)であることが確認できた。

技術基準適合証明等を受けた機器の検索

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2030年問題

また今回の電波法に関わるスプリアス規格問題とは別に、今度は2030年頃までにETCのセキュリティ規格の変更が予定されている。対応するのは、ETC 2.0で、1.0については全部だめで、かなり多くのETCが2030年から使用できなくなる。うちのは車もバイクもだめだが、後8年後なのでまだ時間はある。だた古いセキュリティが破られるようなことがあると、前倒しの可能性もあるらしい。

ETCが1.0か2.0かを調べる方法は、以下の通り。

carbest.jp