備忘録

しわ無し脳みそのために...

Mouse without boaderが動かない(復旧方法)

Microsoftで紹介されているMouse without boaderは同セグメントにある4台までのPCを、一つのマウスとキーボードで操作出来るという大変便利なフリーソフトで、仕事、個人共々大変有り難く使用させてもらっている。自宅での在宅ワークでは狭いスペースで3台のWin10のPCを使っているため、必需品だった。

どころが2ヶ月程前にその内の一台だけをWin11に代えた以降、Mouse without boaderが使えなくなってしまった。

ネット情報を探してアプリ本体、OS、アンチウイルスなどずいぶん色々やってみたがだめで、諦めかけていた。どころが昨日再度情報を探して英語の掲示板を見ていた(もちろん自動翻訳で)ところ、PC名を変えたら治ったという投稿があった。詳しいことは何も書いていなかったが、藁をも掴む気分でやってみることにした。

三台のうちメインであるデスクトップは、全体がW10だった時からDell-Deskといったような名称で動作していた。しかしW11(Dellnote)が一台子機に入ってからおかしくなった。

そこで試しにDell-Deskの名称からハイフンを取ってDelldeskに変えてみたところ、あら不思議。あっさりMouse without boaderが動くようになった。

教訓:今まで動いていたMouse without boaderが突然動かなくなった場合、PC名を変えてみる(特にハイフンなどの記号をとってみる)と、治るようだ。困ってこのページにたどり着いたそこのあなた、だまされたと思ってお試しあれ。

バイクの車検

3月も中旬になり、NC750Xの車検がやってきた。近所には親父さんがひとりでやってる小さなバイク屋がある。前の4気筒のバイクをオークションで購入したとき、キャブのオーバーホールをやってもらった。調子はばっちりで、腕は確かだ。しかし問題は認証工場でないということだ。

本来は上記の各地の運輸局長の認証を受けた工場でないと、バイクの以下の部分を分解整備してはならないという法律があるそうだ。(原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造)

認証工場なら店頭の見やすい場所に、上記の看板がかけてある。黄色は整備の許可、青は整備プラス言わる民間車検場というやつ。車検の際には、黄色は整備後に各地の車検場に検査に持っていく必要があり、青はその工場自身が車検の検査を行うことができる(書類は車検場に持っていく必要あり)。ところが実際には、小規模なバイク店はこの黄色の認証を受けていないショップがかなりあるということだ。

 

なぜそんなショップが多数あるかというと、バイク屋は零細なところが多いことと、認証を受けるためには色々が基準(店舗面積、整備士免許保有者数、指定機器、代車等)をクリアするためにかなりの費用が掛かることに加え、さらに国土交通省のチェック怠慢が重なっている。

そういうショップに車検を依頼すると、違法整備を行った後に車検場に行き、いわゆるユーザー車検と同じ扱いで検査を受けることになるそうだ。そして整備記録簿の「整備主任者」欄は、空白になるとのこと。近所のバイク屋は親父さん一人でやっていて、人柄がいい店主なので応援してあげたいのだが、その人が整備士の免許所持者かどうかはわからない。(ホームページにも記載なし)

 

なので前回12ヵ月点検をやってもらった認証工場である「バイク館」でやってもらうことにした。前回は保証の都合でバイク館が必須だったが、近隣の認証工場はちょっと高く、また前のバイクの時に「2りん館」で見積もり依頼したらとんでもない金額だったので、電車で二駅ほど離れた「バイク館」でまたやってもらった。(同じイエローハット系なのに)

今回の問題点は、なんと水色の車検証を紛失していたこと。委任状を渡して車検証再発行の代行(3000円)も一緒に頼んだ。最初余裕込みで二週間といっていたが、5日でやってくれた(代車なし)。ブレーキ液のみ交換(オイルとエレメントは事前に自分で交換)で、全部こみこみで67,000円ほどだった。

しかしタイヤ(特に前輪)がもうそろそろ寿命を迎える。近々自宅近所に「バイク館」の支店ができるらしく、今度はそっちでタイヤ交換をやってもらおうか。一番いいのは、家から一番近いバイク屋が認証工場になってくれればいいんだが。

アクアライン川崎浮島ジャンクションの渋滞解消?

去年のクリスマスにNEXCO東日本からプレスリリースされたが、休日午前中の東京湾アクアライン下り線の川崎浮島ジャンクションの渋滞解消のため、下記の日程で工事をし通行止めとなるという。

 

東京湾アクアライン(下り線) 夜間通行止め及び夜間ランプ閉鎖のお知らせ(NEXCO東日本)

区間Ⅰ 実施日:令和6年1月29日(月)夜23時~翌朝5時

区間Ⅱ 実施日:令和6年2月5日(月)~2月7日(水)各日夜21時~ 翌朝5時(川崎線下り)

 

千葉南房総に初めて遠征に行った時は状況を知らず、首都高川崎線の殿町インターから入ってしまい、東隣の川崎浮島インターまでの約3.5kmを大渋滞のため20~30分ほどかかった。低速走行でなく何度も完全に流れ車は停止してしまい、バイクも寸止めで何度も足を付くことになる。(クラッチなしでよかった)

 

週末の東京湾アクアライン下り線は、冬でも早朝5時、6時くらいからこんな物らしい。千葉にゴルフやレジャーに向かう車が多い上、海底トンネルの下り坂区間で無意識にスピードを落としてしまうことや、川崎浮島ジャンクションで首都高湾岸線北行南行、川崎線、浮島インターと四つの路線が一つに集合することなどが、理由らしい。

 

それに懲りてそれからは殿町からは下道を5~10分ほど走り浮島インターから乗るようにしたが、それでも入口から先は当然渋滞している。下記のイメージはNEXCO東日本から借りてきたが、Aから入るが実際には二車線が合流し、その次に湾岸線Bに合流し、さらに湾岸線Cに合流と、3回合流しなければならない。

青の川崎線で来ても実際には図の左側で二車線が一車線の合流しており、殿町インターよりももっと西から渋滞している。 湾岸線はさらに渋滞し本線に影響が出ているらしく、そのために今回の対策がとられるそうだ。

 

変更後をみると、湾岸線が優先されたことがわかる。それに沿って左から浮島インター、右から川崎線が合流してくる。

 ・浮島インターAは、合流回数は3回から2回(Aにたどり着く 前とBに合流する時)に減る。

 ・湾岸線Bは、2回から1回に減る(浮島Aが左から入ってくる)

 ・湾岸線Cは、1回から1回(川崎Dが右から入ってくる) で変わらず

 ・川崎線Dは、1回から2回(図のさらに左で二車線から一車線、 湾岸Cに合流)に増える。

 

これによって湾岸線の渋滞解消にどのくらい効果があるのか、 興味深い。今週土曜の早朝にでも渋滞情報をみてみようか。

(2024/1/13 AM7:05の渋滞状況)

 

2/7で工事が終わったはずなので、少しは渋滞が解消したかと思って調べてみたら、なんということでしょう、前より混んでるじゃないか。責任者でてこい(という吉本の漫才が昔あったな)。

3/16(土)午前6:54の状況


 


www.youtube.com

 

三鷹跨線人道橋(跨線橋)の撤去

JR中央線三鷹駅を400メートルほど西側に大きな操車場があり、そこを南北に渡るための跨線橋がある。これはかなり古く1929年(昭和4年)に旧鉄道省古レールを有効活用して作ったものだそうだ。昔の駅舎などでは古レールをよく使ったものだ。

当時三鷹に住んでいた太宰治はこの跨線橋がお気に入りで、よく散歩に来たらしく、階段の近くには太宰治が橋を渡る写真などもあった。

250メートルほど東には線路を渡る地下道があるためか、普段は使用する人は少ない。さらにもう間もなく100歳になろうとするこの橋は年間の維持費だけで3,000万円かかり、さらに耐震補強工事をすると数億~数十億かかるらしい。そこへコロナ禍で終始が悪化し、JRはこの跨線橋三鷹市に無償譲渡できないかとオファーしたそうだ。しかし三鷹市はとてもこのコストを負担できず、よってJRは撤去を決めたそうだ。

しかし電車を上から見るという普段はないアングルがもっぱら子供に大人気で、うちの子供達も小さいころにお世話になった。中央線下り線の真上あたりに陣取り、三鷹駅を出てきたまだ速度の遅い電車がねらい目だ(ブレーキ操作の邪魔になるから、三鷹駅に入線してくる上り線にやってはいけない。)。駅からゆっくり出てくる電車に向かって、小さな子供が跨線橋の上から一生懸命手を振ると、多くのケースで運転手さんがプワ~ンと警笛を鳴らしてくれたり、手を振ってくれたりする。子供達にとって電車の運転手さんはヒーローなので、大喜びだ。うちの子供二人も何度も連れて行き、いい思い出になっている。

三鷹市主催の最後の渡り収めが2023/12/15、16、17にあった。そして12月中から取り壊しが始まるそうだ。

ドラマや映画でもロケに使用されることがあるらしく、自分が知っているのは星野源WOWOWドラマ「プラージュ」のなかで事件の現場シーンで使われていたと思う。

先々週の週末に最後の写真を撮りに行きたかったが、急な仕事が入ってだめだった。そして昨日行ってみたが、予約した人だけだった。

うちの子供が小さい時には、まだJR中央線は高架になっていなかったので、子供を連れて、駅の踏切のそばまで電車見せにつれて行ったこともあった。JR中央線は2010/11に高架になって踏切は無くなってしまった。便利なことは結構だが、今回跨線橋もなくなり、自分にとっては子供との思い出がまた一つ消えてしまう。

日産ノートのスマートキーが動作しなくなった(原因は電池でない)

息子が車で出かけて帰ってきたら、スマートキーが動かない、と言ってきた。日産では正しくはインテリジェントキーというが、リモコンの開錠と施錠ボタン、ドアハンドルの開錠ボタンが全部動作しなくなった。

1:インテリジェントキーに問題がある場合には、以下のようにすればとりあえず車は動く。キーの裏側にあるノッチをずらすと、内臓のメカニカルキーがでてくるので、それでドアハンドル横のキーホールに差し込んで開錠、施錠をする。

2:ドアが開いて車内に入ったら、ギアをパーキングにし、ブレーキペダルを踏んでから、エンジンスイッチにインテリジェントキー接触させ、ブザーがなったら10秒以内にエンジンスイッチを押すとスターターが回ってエンジンが動く。これでとりあえず車を動かすには問題はない。

さて、うちに保管してあるスペアキーで試したが、こちらも同じ症状だった。この時点で車側の問題かと思ったが、ネットを調べてみると「電池の残量がない」のが原因という説がほとんどだった。先日キーを保管する箱の内側にアルミ箔を張ったりしたのでもしかして、と思って新品の電池に交換してみたが、やはり動作しない。日産によるとキーのバッテリーは2年程度持つとのことだが、納車時に新品に代えたといっていたので寿命になるのはちょっと早過ぎる。

電池の交換方法は以下の通り。キーのボタン電池は CR2025で、ノッチをずらしてメカニカルキーを外してから、精密ドライバー等で本体を開き、プラス側が下になるようにして新しい電池をを入れる。

そこで電池以外の原因をネットで探したところなかなか見つからなかったが、やっと見つかったが以下の情報。

日産のルームミラーは、インテリジェントキーからの電波を受け取るアンテナを内蔵している。そのためミラーの裏側には車体に信号を送るケーブルのソケットがあり、そのソケットからコネクターが抜けてしまうとインテリジェントキーの操作を一切受け付けなくなってしまうそうだ。

夜遅くにやっとこの情報をWebで見つけ、朝起きて一番に車を見に行ったら、やっぱりコネクターが外れていた!。コネクターは指で押して簡単にソケットに差し込むことができたのでテストしたら、リモコンのボタンもドアハンドルのボタンもばっちり動いた。

ネット上には電池原因説以外の情報が非常に少なかったので、キーが壊れているとか、キーの再作成に3万円かかるとか。でも二つ同時にダメになるのはおかしい。それならフューズとか、電波の受信器か、ECU(コインピューター)かとかだったら大変だなあ、とビビっていた。ディーラーに連絡しなくてはいけないかと思っていたので、よかった。

うちのルームミラーの付近も、衝突軽減用カメラやドライブレコーダーなどでごちゃごちゃしている。息子が大型のミラーをつけたりアクセサリーをぶら下げたりした時にうっかり触って、コネクターがルーズになっていたのだろう。普段はこんなところあまり触ることはないかなと思うが、一応誰かの役に立つかもしれないので記録しておくことにする。

ピンロックシートが取れてしまった

2021年の1月頃から、ピンロックシート付きの現在のOGK KABUTOのヘルメットを使っているが、昨日突然シートが取れてしまった。特に強くシートに触れたことはなかったが、急にボトリと落ちた。

調べたところ、ピンロックシートは曲がった状態から元に戻ろうとする力でヘルメットのシールドのピンに引っかかって固定されている。その力がかかる場所が、下記の左右二ヶ所にある切り欠き部分だ。これが磨耗か力による変形か不明だが、さらに大きくえぐれてしまっていた。たぶんそれで固定するための十分な力が維持できなくなったのだろう。

もう3年近く使ったので、良く持ったというべきか。ピンロックシートの曇り止め性能は絶大で、現在もまったく劣化していない。いよいよ寒くなってきたので、これから頑張ってもらいたいのに。逆に言えば、曇らない夏場は外しておいた方が切り欠きが痛まずによかったのかも知れない。

交換部品の価格は2~3000円程度だが、ヘルメット本体ももうそろそろ交換時期なのでどうするかな。

ピンロックシートは、切り欠き付近を白い養生テープで止めたらとりあえず問題なし。このまま行くか?

リレーアタックの防止方法 金属缶だけではだめだった

昨日、以下の記事を見て「え~!」となった。現在のノートになってから、車のカギはリモコン式スマートキーに変わった。スマートキーからは常に電波が発信されており、車のコンピューターと通信して正しいものであれば開錠する。そのためその本物の電波を盗聴することができれば、専用の中継器を使用するとそこから偽の電波を車に発信し、開錠させる車の盗難テクニックを通称リレーアタックというそうだ。

自宅の場合、玄関など車に近い場所にスマートキーが置いてある場合など距離が近いため、電波を中継しやすくなる。うちも玄関にカギがおいてある。

ただし自分はこのリレーアタックについての知識はあったので、このリレーアタック防止のため、玄関においてあるスマートキーは100円ショップで購入した金属の缶に入れている。中古のノートを盗むやつはいないと思うが、これで電波が遮断され中継器に届くことがなくなり安心、安心と思っていた。

 

ところが、上記の記事には「車の前までスマートキーを入れた金属缶を持って、車のカギが開かないか確認してみよ」あったので試したみた。電波が金属缶から漏れていなければ、カギは開かないはずだ。ところドアのボタンを押したらあっさり開いて、再度「え~!」となった。

記事によると、金属缶の形状やサイズなどでも電波の漏れに影響があるらしい。そこで記事にあったもう一つの対応方法の「アルミフォイルを内側に張り付ける方法」を試してみた。普通の料理用のアルミ箔を、両面テープで同じ缶の内側一面に張っただけだ。

スマートキーをこの中に入れて、再度車のところに行って漏れ電波のテストをしてみた。するとドアのボタンを押しても、今度はカギは開かなかった。よかった!。

 

缶は妻が選んだ100円ショップ製だが、ブリキ製で磁石もくっつきそこそこ厚さや強度もある物で、隙間やプラスチック製の部分などはまったくない。それでも電波が漏れているとは、想定外だった。金属の素材や電波の周波数などに関連でもあるのだろうか。厚いブリキよりも、磁石もつかないペラペラのアルミ箔の方が効果があるなんて予想もしなかった。

誤作動だと思うが、ここ数日の間に近所で車のアラームが3回ほどなっていた。まあオンボロノートで盗難の心配する必要はないと思うが、一応試してみてよかった。

なお常に出続けているスマートキーの電波を止める方法もある。スマートキーの電池節約にはいいが、しかしちょっと毎回は面倒くさく忘れてしまいそう。日産の場合は、以下の通り。

スリープモード

ドアハンドルのスイッチでの施錠・解錠、およびEVシステムの始動を一時的に停止するモードです。

    ドア施錠スイッチを押したままドア解錠スイッチを2回押します。

    約1秒間、キーの作動表示灯が点灯します。作動表示灯が点灯中にドア施錠スイッチを押すと、作動表示灯が2回点滅しスリープモードになります。

    スリープモードを解除するときは、キーのいずれかのスイッチを押してください。

インテリジェントキーに関する機能について(日産自動車)

岡本桟橋(原岡桟橋) ツーリング再挑戦

前回に続き、映画アナログのロケ地、千葉県南房総市の岡本桟橋(原岡桟橋)に再挑戦してきた。反省点を忘れないように書いておく。

今まで山ばかりだったので、前回の海沿いの千葉路がよかったのと、新しい漁港に回ってみたかったり、近所の道の駅も行ってみたかった。また面倒なことが色々ありずっとバイクに乗れなかったため、再度のトライとなった。

前日夜のどのTVの天気予報でも、明日は晴れで気温も暖かいとのことだった。で、やる気満々で朝は4時に起きた。しかしこの時に天気予報を再確認しなかったのが、敗因①。

環八を走っていると空が僅かに明るくなってきてわかったが、嵐のようなすごい雲が出ていて特に東の方ほどひどい。蒲田を過ぎると小雨がポツポツと降ってきた。さらに悪いことに、川崎に入ってから常備してあるはずのカッパを確認したら、なかった...。敗因②。一時は引き返すことも考えたが、南から北に流れる真っ黒な雲の流れは早く、また今さら天気予報を見ると9時頃から晴れとなっていたので、腹をくくって進むことにした。

前回の東京湾アクアラインは、首都高神奈川6号川崎線の殿町インターで乗り大変な渋滞にはまったので、今回はトンネル間際の浮島インターから乗ってみた。インターまでの下道(国道409号)3.5kmはすいすいと進み、これだけで20分位は節約できたろう。勝因①。なお東京湾アクアラインは、原付二種(124cc以下)は通行禁止だった。

浮島インターから海底トンネル入口に入り下っている区間(下記の赤丸の部分)は前回同様激混みだったが、海底に達し道が水平になったあたりから次第に少しずつ流れるようになった。なお東京湾アクアラインの水中部の深さについては、最深部では海面下60メートル(水深28メートル、軟弱地盤30メートルのその下)らしい。

また前回はトンネルは暖かく感じたが、今回は外とあまり変わらなかった。電光掲示板の「トンネル出口 アメ」という表示にビビりながら走る。しかし海ほたる付近では、路面は濡れていたが雨は降っていなかった。

千葉に上陸し最初の木更津金田インターで降り、また前回と同じコンビニに寄る。今回は地平線に厚い雲がかかり、明るくなってきたがまだ太陽が見えない。

この時点で、前回より1時間ほど早い。なぜなら、帰りに乗る東京湾フェリーは通常二隻で運行中だがその内一隻が点検に出ていて一隻だけのため、ダイヤが通常の半分になっていたため9:20金谷発に乗りたかったからだ。これを逃すと、前回の10:20はなく、11:20まで待つことになる。

木更津金田のコンビニを後にし高速沿いの409号を東に進み、袖ケ浦市神納交差点を右に曲がり16号を南に進む。木更津市桜井の交差点から16号は右に曲がるが、そのまま直進し127号が変わった国道をそのまま南下する。相変わらずすごい雲が流れている。路面は濡れているので、前車のタイヤが跳ね上げる水しぶきでヘルメットのシールドの視界が悪い。ウエアやバイクも汚れただろう。そのせいか今日はツーリングのバイクを全然見ない。

君津に入った頃あたりで127号が山登りになると、今度は霧が出てきた。視界が100メートル程となり、4~5台先の車が見えない。どうなることやらと心配したが、海沿いに出たら霧は収まった。金谷のフェリー乗り場を過ぎて、孤独のグルメに出た定食屋「はまべ」の写真を再度撮ってから(前回はGoogleストリートビューを拝借)127号を進む。

ここから南に18km(2~30分ほど)の岡本桟橋(正しくは原岡海岸にある岡本桟橋)に8時過ぎに到着する。今回は楽天で購入した、砂や砂利でもサイドスタンドがめり込まないデイトナのサイドスタンドホルダーを持っていったら、砂地の駐車場でもバッチリOKだった。

干潮が7時過ぎだったせいか、サーファーは一人もおらず、家族らしき観光客が何組かいた。西に見える東京湾を見ると神奈川側はよく見えないが、雲が多かったせいか雄大に見える。

トイレ横の掲示板を見ると相変わらずの人気なのか、市役所からの「撮影のお知らせ」が何件も掲示してあった。自分はNHKの72時間と映画アナログ以外にも、以前どこかで見たような思いがある。昭和のようにも見えるし、また日本ではないような例えばモルジブとかの外国のようにも見える。近所に有名な海水浴場があるらしいので、夏には人はそちらに流れここは静かに海水浴ができるらしい。隠れたリゾート気分が味わえそうだ。

散歩したり写真を撮っていると8時半近くなる。行ってみたかった現在の漁港や、近くにある道の駅に寄っている暇がなくなった。フェリーは9:20発だがその時間はフェリーが出港する時間なので、それ以前に乗船券を買ったり、乗船開始になったり、バイクの固定作業があるので2~30分前には行く必要がある。金谷まで2~30分かかるので、もう余裕があまりない。しかたなくあきらめて戻ることにする。

帰り路になったらやっと日が少しずつ照ってきた。金谷までは18kmあるが、道は空いているので焦らず無理せずに走ると、9時頃にフェリー乗り場に着いた。前回10:20の上りの便(久里浜行き)に乗った時は、バイクは自分1台だけだったが、今回は9時に到着した自分の前に1台いて最終的にバイクは5台になった。乗船券を買って薄暗い寂し気な土産物売り場をみていると、前回買っておいしかったビワ餅と、クジラのヤマト煮の缶詰を買った。まだレストランは開いていないので、ゴローさんお勧めのアジフライ定食は無理。

久里浜からの下りフェリー(しらはま丸)が着くと、すごい数の車(100台位?)が出てきて、2階デッキからも乗用車が降りてきた。バイクも30台以上いたようで、さすがに下り便はかなり混んでいた。全部降りると次は自分らの番で、バイクから乗り込んでいく。車は20台くらい。指示通りに左舷壁際にハンドルを右に切って止めた。(ホームページにはバイク24台とあるが本当か?)

 

今回のもう一つの目的は、前回航行中には船室内にいて半分居眠りしていたが、今回は屋上に上がり360度に広がる景色を見てみたかったこと。船が動き始めると排気ガスがちょっと臭かったが、巡航で20キロくらいになると匂いもなくなった。操舵室があって真正面が見えないのが残念だったが、それ以外はぐるっと見えていい気持ち。だんだん日も照ってきて、風は3メートルほどで波はほとんどない東京湾を横切っていく。

東京湾は三方を陸に囲まれているので水深が浅く、富津から観音崎を結んだ外側は水深50メート以上あるそうだが、内側は次第に浅くなり、船底が深い大型船が通れる場所が決まっていて、座礁しないよう水先案内人が指示するルートを大型コンテナ船がゆっくり通っていく。水深の制限のため、大型船は横浜港までしか入れないといったTVをみた覚えがある。小さな船もいるが、休日なのでやはり釣り船だろうか。小さな船が固まって止まっている場所があるが、錨が届く水深でよく釣れる場所なのだろう。

この広々とした海の風景は、満員電車で人だらけの都心に通勤し、しがらみにまとわりつかれ、判で押したようなサラリーマン生活を続けている自分には、完全な非日常だ。潮風に吹かれて深呼吸すると、ストレスが消えていくのがわかる。わざわざ時間のかかるフェリーを使うというのは、やはりこの非日常を味わいたいからだと思う。引退したら漁師にでもなりたい(無理だけど)。

そんな中を合計4,400馬力(310回転/分)の排気量計674リッターのディーゼルエンジンが、総トン数3,580トンのしらはま丸を、13ノット(約24km)で静かに走らせていく。

10時頃に久里浜港に到着すると、いるわ、いるわ、バイクが多分3~40台くらい(ホームページにはバイク24台とあるが信じられない)、車は数えきれないし、大型観光バスも待っている。船が1隻しかない(くりはま丸は点検中)から特別かも。これらをみんな積んでも沈まないのだからすごいものだ。これだけ乗せるなら、傾かないように重量配分を考えてバランスよく均等に車や観光バスを配置していくノウハウもあるのだろう。今日は波が静かだからいいが、揺れると車が動いてバランスがくずれそうだ。

フェリーを下りたら、自宅への道をYahooカーナビにセットして走り出す。今回は今まで通ったことのなかった第三京浜の港北ジャンクションから東名の横浜青葉ジャンクションの間の「首都高神奈川7号横浜北西線」を走ってみようと思った。ここは2020年3月に開通した新しい道で、地下トンネル部分が長い。ジャンクション部分はすごい立体交差で、地震が心配になるほど。

横浜横須賀道路、横浜新道、第三京浜、横浜北西線、東名とも空いていて快適だった。バイクに取り付けてある100円ショップで買ったアヒル隊長のプロペラは狂ったように回り続け、そのうち軸が摩耗してプロペラがどこかに飛んでいきそうだ。

横浜北西線は少し後戻りするような経路で、一回走って十分満足した(もう走らない)。トンネルばかりで景色が見えないし、思った程時間短縮の効果もなかった。

今回は東名の川崎インターで降りて昔通った裏道を走ったが、こちらも混んでいて参った。やはり第三京浜の玉川インターまで行った方がいいのか。もう少し裏道を研究してみよう。

東名川崎インターの近くでガソリン残量の警告がでたので、最寄りのEneosで満タンにした。燃費を計算し忘れたが、やはり29km/Lほど走っているはずだ。燃費がいいので有名なNC750X、さすが。

うちには12時ちょっと過ぎに到着した。7時間ほどのアナログ聖地巡礼の旅は無事終了した。

ドラマ「あたりのキッチン!」

深夜帯のドラマで「あたりのキッチン!」が面白いので、備忘録としてちょっと書いておく。

今時の若い人はテレビを観ないだけでなく保有すらせず、また視聴率も個人視聴率となって一桁は普通となった。あのフジテレビがテレ東に抜かれ最下位となり、ジャニーズ神話も崩壊し、どの局も視聴率狙いで必死だ。今夏話題になったのは「VIVANT」くらいで、若い人向けのドラマは面白くなく(若い人はTVを見ない)、うちで秋に見ているのは、「パリピ孔明」とこの「あたりのキッチン!」(双方とも視聴率は良くない)の二つだけだ。

パリピ孔明パリピとはパーティーピープルの略らしい)」は荒唐無稽だが、三國志が好きだったことと、自分には縁遠い音楽業界が描かれている(本当か否かは不明)ので、見続けている。アブちゃん関口メンディー(悪役 本当はいい人らしい)は自分は知らなくて妻に教えてもらったが、非常に歌もダンスも良かった。

 

ところで深夜帯の「あたりのキッチン!」はまったく期待していなかった。「孤独のグルメ」ファンなので、同じようなグルメドラマかなと思って何となく録画予約をしただけだが、これが想定外の佳作だった。東海テレビ制作でフジテレビ系列で、土曜日23:40~0:35放送。

https://twitter.com/tokaitv_dodra

https://www.instagram.com/dodra_tokaitv/

 

今どきよくあるコミュニケーション障害の超地味な女子大生が実は味覚抜群で、料理を通じて成長していくハートフル・グルメドラマ。料理も受け狙いの豪華だったり珍しいものでなく、一般的な物ばかり。物語の設定もパリピのように荒唐無稽でなく、大学受験に財布を忘れるなどちょっとおかしいところもあるが、普通の女子大生の日常でのエピソードの積み重ねとなる。

周りにはいわゆる盛り上げ役のよくある悪役がおらず、そこら辺にいそうな普通の人々が彼女をそっと助ける。コミュニケーション障害で最初はそういう周りの人の善意を素直に受け入れられなかった彼女だが、次第に成長し他人の善意を感謝することができるようになっていくのが微笑ましい。

ヒロインを演ずる女優が役にピッタリの地味な人(桜井ひより)で、まさに地で演じているようだ。演技なら大したものだ。

脚本も落ち着いていながら、なかなか面白いところがある。またヒロインがアルバイトをする定食屋店主に、渡部篤郎がしぶい味を出している。味にこだわりを持つ店主が、ヒロインのコミュ障を理解した上で料理を通して成長していく姿を好演している。アクの強い役なども多いが、「与えられた役をまっとうする」という職人気質のなかなかいい役者だ。ヒロインを暖かく見守るだけでなく大事な仕事(店主が体調不良の際、味見を任せた)も任せる姿勢は、会社でも部下の女子社員と共に働く自分も見習わなくては。

料理の監修は、東京・恵比寿や名古屋にある人気和食店「賛否両論」の店主・笠原将弘さんが担当とのこと。フルコースや突飛なものでなく、基本の料理を当たり前に作っていく。実はこの方、12/2の第8膳「大一番の水餃子」では、阿吽で鶏唐揚げ定食をこっそり食べていて、妻に「この人知ってる」といわれて気が付いた。

演出も突飛なところが無く、落ち着いて見ていられるが、ときどき吹き出すようなところもあって楽しい。MAYUKO、眞鍋昭大の音楽もほのぼのとしてとてもよく、ド派手な「パリピ孔明」とは正反対(ただしナポリタンの桜さんの実家はひどい!)。

こんな遅い時間の放送でなく、もう少し早い時間だったら話題になって、「孤独のグルメ」のファンの支持が得られただろう。とても残念。

今まで出てきたメニューは以下の通り。ホームページにはレシピが出ている。自分の一番お気に入りは、メンチカツの回だった。年内まだ数回はある。残りが楽しみだ。

なお12/2の第8膳の「大一番の水餃子」の回は、フィリピンで発生した地震による津波注意報が途中からでかでかと割り込んできてしまって、きれいな録画ができなかった。ぜひ再放送を希望する。

 

【放送日】2023年10月14日(土)~12月23日(土)

【放送時間】毎週土曜23時40分~24時35分

【放送回数】全11回

【原作】白乃 雪「あたりのキッチン!」(講談社アフタヌーンKC) 

第1膳 10/14 鶏みぞれうどん コミュ障でも料理で人とコミュニケーションができることに気付く清美
第2膳 10/21 サバの味噌 食べる人に合わせた料理で始まった桜との友情
第3膳 10/29 人をつなぐメンチカツ 昔偶然知り合ったおかみさんのレシピで親子の心に寄り添えた
第4膳 11/4 ピリ辛麻婆豆腐 食の細い桜のための皆と楽しめる辛いだけでない麻婆豆腐
第5膳 11/11 巣立ちの豚汁 育ての親である叔母から巣立つ清美
第6膳 11/18 ブリの南蛮漬け 店主の病気を通じ人との繋がりを感じることができた
第7膳 11/25 昔ながらのナポリタン 料理を通し桜との友情がはぐくまれた
第8膳 12/2 大一番の水餃子 就職活動で自分がやりたいことに気付いた
第9膳 12/9 スパイシーお子様カレー

調理師免許のため阿吽のバイト延長を願う清美に、料亭の息子からとんでもない申し出が

第10膳 12/16 思い出のちらし寿司

阿吽の主人と父の関係がわかった清美に、主人からは思いがけない話が

第11膳 12/23 食べ応えしっかりハンバーグ いよいよ最終話。

アナログ(小説と映画)とT・ジョイSEIBU大泉

数週間前、南房総市の岡本桟橋(原岡桟橋)に行ったが、その際に映画アナログの存在を知った。ポスターには桟橋の写真がばっちりで、気になって調べてみた。何と原作はビートたけしで、2017年に70歳になってから書いた恋愛小説だという。本人が直木賞が欲しいと言い出して、それならばとゴーストライターでなく自分で書いたものらしい。どんなものか興味が沸いて、文庫本を買って読んでみた。悪くないが、ちょっと直木賞は...というできだと思った。

 

それならばということで映画のアナログについて調べた。ジャニーズがちょっと気になったが波留が出ていたので評価を見ると、小説とは異なりかなりいい。またエンディングが小説と異なる、との話にまんまと乗せられて、映画も見てみることにした。

 

ネタばれはやめておくが、評判の通り映画のほうがずっと良かった。岡本桟橋(原岡桟橋)の場面は思ったより短かったが雰囲気がよく、また小説にはない糸電話のエピソードがここで撮影されて印象に残った 。明るい昼間のシーンだったが、昭和チックというか、ちょっと物悲しいというか、日本ではないような雰囲気が二人のエピソードにピッタリだった。ここは夕日がきれいで有名だが、逆にあざとくなくてよかった。海はここの他には羽田空港の近くと茅ヶ崎らしき場所が登場したが、やはり岡本桟橋(原岡桟橋)が一番だった。この映画全般に言えることだが、演出が抑えめでわざとらしいことが少ないのがよかった。

波留は前はあまり好きじゃなかったのだが、ちょっと変わってきた。気品があり、さらにスマホを持たない女性というのが、ミステリアスかつ魅力的。スマホガリガリいじっている女の人を見ると、がっかりしてしまう。

ラストは小説と少しだけ異なって、...(秘密)。雲間から一筋の光が差し込むようだった。

役者の演技も吉本のような大げさだったり受け狙いがなく、抑えられた嘘くさくなくいいものだった。主人公の友人二人(桐谷健太、浜野謙太)や大阪の同僚が小説ではビートたけしらしく不必要に世俗的な設定なのだが、映画では現実的だがかつ主人公を思いやるいい仲間になっている。

浜野健太がミュージシャンということは知っていたが、あの星野源SAKEROCKで一緒に活動していたと知って驚いた。TVドラマのラジエーションハウスなどではハチャメチャな役をやっていたが、今回は抑えた演技で本当にいそうな友人という感じで桐谷健太と共によかった。

落ち着いた静かな映画のせいか、興行収入は大当たりというわけではないが、ほどほどのところまでは行っている。封切り後52日間(11/26)で、11億6000万円、83万9,000人だそうだ。

違和感があったのは、例えば焼き鳥屋のシーンなどで、カットを細かく切ってまるでつぎはぎのエピソード集のように見える編集がいつくもあったこと。これはどうも実際の撮影では長回しをおこなったこと多かったらしく、そのせいだろう。よく見るとほかのシーンでも継ぎはぎがあったが、これはもう少しなんともうまくやってほしかった。また最初にでてくる無観客の前で演奏するシーンと対比しているのだろうか、最後のバイオリン演奏シーンはないほうがよかった。さらに「アナログ」という題名は、スマホやコンピューターを使わない二人の関係ということだが、何かもう少しいい題名がないものか。またスマホがなくたって緊急事態の場合には、ピアノの人のよさそうなマスターに伝言してもらうとかやりようがあるだろう。まあ多少の突っ込みどころはあるにせよ、静かで落ち着いた佳作だった。

 

ということでこの映画を「T・ジョイ SEIBU 大泉」に見に行った。バイクで行ったのだがここのホームページには車の駐車場の説明ばかりで、バイク駐輪場は記述がないので困った(バイク駐車の説明があることは少ない)。以前に通りすがりに警備員にバイク置き場を聞いたところ、東映撮影所の西門の横(東映アニメーションミュージアムの向かい)の自転車置き場に止めてるようだといわれたが、よくわかっていないみたい。自転車が一杯でとてもバイクなんて無理。

色々ネット情報を探したところ、道路向かい側にある西友リビンオズ大泉にあるロッテリアの裏側にバイク置き場があり20台くらい駐車できるスペースがあることが分かった。ただし夜は9時で閉まってしまうそうで、その場合には先ほどの駐輪場か、ロッテリア前にも5台くらい止められる。車についてはTジョイとオズ合わせて800台といっているし、西武の資本も入っているようだから駐輪場も共有でいいと思う(たぶん)。今日はここに止めた。

映画館に映画を観に行ったのは、何年ぶりだろうか。以前は子供達とよく来たものだ。T・ジョイSEIBU大泉は東映東京撮影所に隣接するシネマコンプレックスなので設備がよく、音響、座席も非常に良かった。今時の若い人はテレビどころか映画までスマホで観るようだが、やはりつくづく映画は映画館で観てやらなくてはいけないと思った。T・ジョイ SEIBU 大泉がバイクで行けることがわかったので、これからは時々行こうと思った。