備忘録

しわ無し脳みそのために...

バイクの車検

3月も中旬になり、NC750Xの車検がやってきた。近所には親父さんがひとりでやってる小さなバイク屋がある。前の4気筒のバイクをオークションで購入したとき、キャブのオーバーホールをやってもらった。調子はばっちりで、腕は確かだ。しかし問題は認証工場でないということだ。

本来は上記の各地の運輸局長の認証を受けた工場でないと、バイクの以下の部分を分解整備してはならないという法律があるそうだ。(原動機、動力伝達装置、走行装置、操縦装置、制動装置、連結装置を取り外して行う自動車の整備又は改造)

認証工場なら店頭の見やすい場所に、上記の看板がかけてある。黄色は整備の許可、青は整備プラス言わる民間車検場というやつ。車検の際には、黄色は整備後に各地の車検場に検査に持っていく必要があり、青はその工場自身が車検の検査を行うことができる(書類は車検場に持っていく必要あり)。ところが実際には、小規模なバイク店はこの黄色の認証を受けていないショップがかなりあるということだ。

 

なぜそんなショップが多数あるかというと、バイク屋は零細なところが多いことと、認証を受けるためには色々が基準(店舗面積、整備士免許保有者数、指定機器、代車等)をクリアするためにかなりの費用が掛かることに加え、さらに国土交通省のチェック怠慢が重なっている。

そういうショップに車検を依頼すると、違法整備を行った後に車検場に行き、いわゆるユーザー車検と同じ扱いで検査を受けることになるそうだ。そして整備記録簿の「整備主任者」欄は、空白になるとのこと。近所のバイク屋は親父さん一人でやっていて、人柄がいい店主なので応援してあげたいのだが、その人が整備士の免許所持者かどうかはわからない。(ホームページにも記載なし)

 

なので前回12ヵ月点検をやってもらった認証工場である「バイク館」でやってもらうことにした。前回は保証の都合でバイク館が必須だったが、近隣の認証工場はちょっと高く、また前のバイクの時に「2りん館」で見積もり依頼したらとんでもない金額だったので、電車で二駅ほど離れた「バイク館」でまたやってもらった。(同じイエローハット系なのに)

今回の問題点は、なんと水色の車検証を紛失していたこと。委任状を渡して車検証再発行の代行(3000円)も一緒に頼んだ。最初余裕込みで二週間といっていたが、5日でやってくれた(代車なし)。ブレーキ液のみ交換(オイルとエレメントは事前に自分で交換)で、全部こみこみで67,000円ほどだった。

しかしタイヤ(特に前輪)がもうそろそろ寿命を迎える。近々自宅近所に「バイク館」の支店ができるらしく、今度はそっちでタイヤ交換をやってもらおうか。一番いいのは、家から一番近いバイク屋が認証工場になってくれればいいんだが。