備忘録

しわ無し脳みそのために...

新しいバイクがやってきた NC750X DCT (RC90) その3

NC750X DCT (RC90)の乗車姿勢は、上体が直立して手の位置も高く楽だ。バンディットは少々前傾だったため、両腕で上体の体重の一部を支え、かつ上目使いになっていたが、今度は腕が楽で前方の見通しもよい。しかしウインドスクリーンはちょっと小さく、上体が起きている分もう少し大きいのが欲しい。

短足の足を付くと、ちょうどステップに脚がぶつかるので、慣れが必要だ。信号が赤から青に変わる時に左足がステップにないとつい不安になるが、もう停車中はずっと右足でブレーキを踏んでいられる。シートには前のオーナーがつけたゲルが入った座布団がついていたが、効き目があるかどうかよくわからない上、短足のため少しでも足つきを確保しようと思い外してしまった。

ところが後で分かったことだが、NC750Xは「けつ痛」で有名なシートがついていた。1~2時間も走ると、お尻が痛くなってくるとネット上で多くのオーナーが言っている。ましては自分はデブで、さらに上体が直立すると体重がまっすぐに尾骶骨の下左右に集中し、結構痛くなってくる。

ネット上の話では人によって痛くなる場所が色々あるようで、腿の付け根とか、後ろのほうとかあるようだが、要は他のモデルに比べ「けつ痛」シートで有名なようだ。NC750Sはそんなことない、という話もあるがXとSのシートは互換性がないらしい。自分で長時間乗ってみてゲル座布団がなぜついていたのか、よくわかった。痛くて復活させたが、結構価格が高いようだが、1枚だけだと正直ほとんど効果はない。2枚重ねにしないと駄目なようだが、そうすると今度は足つき性が心配になってくる。スペインのSHADというところのシートがいいという話もあったが新品で7万前後もするので無理。色々試してやってみるしかない。

 

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スピードメーターは液晶だが、調整してもう少し明るくしようと思った。表面に傷がつきそうで、スマホの液晶カバーのようなシートがあったので注文した。液晶の下にある複数の警告灯はエンジンが動けば全部消えるが、ETCのランプのみ黄色で点灯している(EパッケージというETCが最初から装備されたモデルのため)。カードが入っていない、という意味なのだろう。

時計はついているが、時刻合わせが面倒そうだ。前の100円ショップの時計を張り付けようか、と思う。

前オーナーがつけたスマホホルダーとUSB電源があるが、まだテストしていない。

イモビライザー付きの純正キーと、ヘルメットロックの鍵がワンペアしかない。ホンダの新しいモデルでは、イモビライザーキーを使った盗難防止システムをH.I.S.Sと称し採用を進めている。イモビ付きスペアキーを作る方法は前から調べていたが、

1:ホンダドリームで切りかきのないブランクキーを注文し納期で3週間、キーを市中の鍵屋で削ってもらい、またドリームに戻ってイモビライザーと車を紐付けしてもらう方法、

2:イモビライザーキー対応の特殊な鍵屋に頼んで、削りも紐付けもいっぺんにやってもらう方法、

があるそうで、コストはドリームのほうが若干安そうだった。

そこで近くのドリームに実際に電話して聞いたところ、話が違いキー番号か車体番号から純正キー(溝が彫られたもの)をメーカーからドリームに送ってもらってまず納期が3週間、次にドリームで紐付け作業で納期2~3週間とのことで、驚いた。

バイクメーカーや販売店がそれほど忙しいのか、はたまた他店販売の中古車のキー複製なんぞやる気がないのか、不明。スペアキー作成だけで1ヶ月以上も待てないし、純正キーは1本あるので、ちょっと高いが専門の業者にイモビライザー込みで複製を依頼しようと思う。たった1本しかないキーをなくしたら大変だ。

ネット情報によると、EUの規制が変更になったため2016年モデルから若干低音が増したようだ。アイドリング時の音は静かだが、4速40キロ位から加速すると意外に活きのいいツインサウンドが聴ける。バンディット1200の4気筒、4into1のマフラーの排気音もよかったが、NC750Xの2気筒もなかなかバイクらしいいい音だ。

ネット情報によると、このツインエンジンは270度クランクで、さらに2気筒の吸排気をわざと干渉させCB1100のような(並列4気筒なのにVツインのような音がするらしい)排気音が出るように設計しているそうだ。ホンダといえばおとなしい(過ぎる)エンジン音と言うイメージがあったが、NCの音は社会に受け入れられる程度にそこそこ元気でよかった。