備忘録

しわ無し脳みそのために...

イモビライザーキー(H.I.S.S)のスペアキー作成

NC750Xは、Honda Ignition security system(H.I.S.S)というイモビライザーシステムを採用している。しかし購入時から、イモビライザーキーとヘルメットロックのカギがワンセットしかなかった。

前にも少し書いたが、スペアを作ると1万円ほどする。トヨタ車の場合は2万以上とディーラーでいっていたので、1万なら安いのかも。さらにもし唯一のカギをなくすと、新しいキーはコンピューターもペアで丸ごと変えるそうで、とんでもない金額がかかるらしい。さらにホンダドリームに聞いたところ、純正の場合は納期が一か月以上かかるという。そのためバイク用イモビライザーキーを、スペアで作ることにした。

ネットで調べてみると、バイクのイモビライザーキーのスペアキーを作ってくれる合い鍵屋は、車対応店に比べ非常に少ないことが分かった。そんな中でうち方面のお店が2件あったが、ネット情報では一つは店主が気難しい人らしい。ホームページも向こう側の条件ばかり書いてあって、金払ってこっちがご機嫌を取るなんてバカらしいので、ネットで上位にヒットするもう一軒の埼玉の南の外れにある店にした。ある団地の中の、シャッター商店街といった感じのショッピングモールの中にあった。

こちらの店のホームページのごあいさつを読んでみると、若い店主が先代から小さな店を引き継ぎ懸命に頑張っているのがわかる。新技術の取得にも前向きで、客に対する説明も丁寧だし、動画を取り入れたり工夫している。こういう店は応援したくなる。

前の店もそうだが予約が必要で、対応できる店が少ないせいなのかも知れない。予約した時の天気予報は晴れで暖かくなる、とのことだったのに当日になったら冷たい雨で気分は憂鬱だった。イモビライザースペアキーを作成するためには、キー側のチップと車体側のコンピューターを紐づけする必要があり、そのために車体を合鍵屋に持っていかなければならない。朝にあわてて近所の2りんかんにいって、雨用グローブを買ったが5,000円近くもしたが、これもすぐに雨が染みてきた。といっても約束なので、カッパを着て昼過ぎに雨の中、せっかくの桜の花びらが散り始める道を、現地に向かった。

小さな小さな合鍵屋は、かなり最新技術を追求しているようで、ホームページをみると車、トラック、バイク、国産車、外車などの新しい車種も研究し対応しているらしい。

若い店主は、イモビライザーのコードを新しいチップにコピーし、ウエーブキー自体を削り、キーと車体本体を紐づけし、20分ほどでスペアキーを作ってくれた。ついでに、一緒にヘルメットロックのキーもスペアを作ってもらった。こちらは普通の金属を削っただけのキー。双方ともテストをして一発で動作を確認した。若い店主は丁寧で、革製のキーホルダーをおまけにくれた。

イモビライザースペアキーの代金は11,000円、ヘルメットロックスペアキーは770円(それぞれ税込み)だった。ディーラーとあまり変わらず、納期が一月半から20分になったので作ってもらってよかった。また機会があれば、この店で頼みたいと思った。

帰りも冷たい雨で手も悴んできたので、グリップヒーターを入れる。このNC750X DCT Eパッケージは、純正でETCの他にグリップヒーターがついている。今までグリップヒーターがついているバイクに乗ったことがなかったので、それほどのメリットがあるか半信半疑だったが、摂氏一けた台の気温でさらに雨の中では助かった。

往復30キロほど走ったが、NC750Xの弱点である前後ともマッドガードが短いため、泥ハネがすごい。基本的には雨天では乗らないつもりだが、やはりこのマッドガードでは心もとない。フロントやリアに社外品のマッドガードがあるので、いいものをさがして購入しよう。家に戻っても雨が止まないので、洗車は週末までお預け。

 

Total Spent So Far

f:id:tokyo_it:20220403220740j:plain スペアキー(ヘルメットロック) 専門店 770円
スペアキーイモビライザー 専門店 11,000円
合計   11,770円