ついにリッターバイクが、群馬からうちにやって来た。夏の終わりに草千里の番組を見て、いい年をしてと思いつつ、今にして思えばコロナ前の滑りこみセーフで大型教習を受けて、クリスマスに会社やすんで、を長い道のりだった。
すぐにウィリーするじゃじゃ馬GSF1200の後継モデルだ。今度は味付をおとなしくしたそうだが、スイングアームが更に短くなり、ホイールベースは1430mmと全長は400くらいに見える。セミカウルがカッコいい。18年前のバイクには見えない。(カウルのないネイキッドのBandit 1200もある。)
ライトは、2眼のプロジェクターだ。最近のモデルで上下に長いライトがあるが、あれはいただけない。ただ二つの横並びのライトは、ロービームで左だけ、ハイビームで右だけの点灯となり、これはちょっとだめ。
最近のオンロードバイクは、特に後輪フェンダー辺りがスカスカばかりで、どうしてああなのか。リアカウルなど無いに等しいが、うちのは工具やカッパくらいなら入るスペースがある。もっともリアフェンダーは、ナンバープレートの高さで切り取られていたが。またセミカウル付近に、何か収納スペースを付けてほしかった。
国内モデルなので各種規制があるが、180キロも出すわけないし、エンジン音も古い規制のためノーマルでもほどほどのいい音、143馬力なくてもいい。
ネット情報では、油冷エンジンは「ゴリゴリ回る」という表現があるようだ。なるほど、言いえて妙というか、ウォータージャケットが無いためか、エンジン付近から如何にも機械が動いているような音がする。モーターやジェットエンジンみたいな音がするバイクが多いが、頑張ってくれているような音でいい感じだ。ぶっといソーセージみたいな純正マフラーからの音も、低音が効いてなかなかいい。
車重は油冷エンジンのためか、乾燥218キロと同クラスより15キロほど軽い。教習車のNC750Lよりも10キロ軽量。とは言っても、停車中の取り回しはそれなりだ。そのため狭い庭に置く予定でいたが、門を通すのが一苦労で断念した。バンパーの類いは付いていなかったので、重い教習車よりも逆に取り回しが不安だ。エンジンガードならばヤフオクにまだかろうじてでているので、何か用意する事にしよう。
ライディングポジションはもう少しアップライトかと思ったが、意外に前傾だ。中年太りの腹がつっかえて困るし、腰がちょっと心配だ。
足着きは、短足の自分には両足の土踏まず付近までは届くが、踵は無理。シート前がやや幅広になっているようだ。ステップの高さは、ほどほど。教習所で一度乗ったCB400SFのステップが、結構高かったことを思い出した。コーナリングにはいいのだろうが、長時間乗ると膝が窮屈そうだ。
まともなバイクに乗るのは、30数年ぶりだ。事故って家族や世間様に迷惑を掛けないように、気を付けて乗ることにしよう。
全長/幅/高 | 2070/765/1220mm |
シート高 | 775mm |
車軸距離 | 1430mm |
車体重量 | 218kg(乾) |
燃料消費率 | 26.5km/L 定地走行テスト値 |
燃料容量 | 20.0L |
エンジン | 油冷4サイクルDOHC4気筒 |
総排気量 | 1156cc |
最高出力 | 100ps/8500rpm |
最高トルク | 9.5kg-m/6500rpm |
変速機 | 常時噛合式5速リターン |
タイヤサイズ | 前120/70ZR17 後180/55ZR17 |
バッテリー | YTX12-BS |
プラグ | JR8B |
推奨オイル | スズキ純正エクスター |
オイル容量 | 全容量4.6L 交換時3.3L フィルター交換時3.5L |
スプロケ | 前15|後45 |
チェーン | サイズ530|リンク110 |
車体価格 | 848,000円(税別) |