備忘録

しわ無し脳みそのために...

ten hut (Ten-hut) とは?

米軍が出てくる映画を見ていると、エラそうな人が入室してくる際に誰かが何かを叫び、下っ端の皆さんがあわてて気を付けをしている。その際になんと叫んでいるのか、なんとなくずっと疑問に思っていた。

たまたまレンタルしたアメリカ映画のDVDの英語字幕を見ていたら、「ten hut テーン ハッ」と表示されている。いったいなんじゃこりゃ、と調べてみたところ、以下がわかった。

 

1:本来は「Attention」といっていたらしい。エライさんが来たから注意しろ、という意味だろうか。アナウンスなどの前に、May I have your attention please?というのと同じ意味合いか...。
2:言い方は、「アテーン」は普通か少し小さめの音量で、「ション!」を気合を入れて大声で。「右向けー、右!」のイメージだろうか。
3:そのうちに、「アテーン」が「テーーン」に変わり、「ション」の部分が「ハッ!」に変わったらしい。

 

なんで「tion」が「hut」に変わるのか知らないが、またここにもわれわれ外人にはわからない理由があるのだろう。

ちなみにエライさんが、しゃちこばっている下っ端さんに「休め」という場面では、ease、at easy、stand easy、carry onとかいっているようだ。

 

なお有名どころのオンライン辞書では以下のようになった。

・ Webrio英語辞書Google翻訳では、「10の小屋」と訳された。

・ 英次郎 on the Webでは「気を付け◆軍隊用語◆」さすがはアルク。老舗の意地を見せた!

・ LongmanOxfordでは、該当なし

・ Urban Dictionaryというスラング・俗語辞典では、Ten-hut!で出ていて「The common exclamation used to mean “Stand at attention!” or colloquially, “Atten—TION!” used mainly by drill sergeants or sometimes even gym squad leaders.」と英次郎 on the webに近い。

 

長い間の疑問がなんとなく解消できたので、一応記録しておくことにする。英語映画の英語字幕は、発音がわかるだけでなく謎が解けて面白い。