先週と異なり今日は、天気予報通りによく晴れた。先週は寒い雨の中を走ったので、暖かい今日は初めて奥多摩に連れて行ってやろうと思った。平地では桜は散り初めているが、山の上ならまだ残っているだろう。
今日の課題は、以下の確認。
・山坂道でのNC750Xの53馬力のパワーは十分か、
・山道でのDCTのDモードとSモードは、どんなものか、
・山道でのマニュアルシフトの使い勝手はどうか、
・実燃費(計算された平均値は表示されている)の確認
・また一応クロスオーバー車なので、ちょっと寄り道して林道も走ってみたかった。
朝起きてバイクカバーを取ると、先週の泥汚れがだいぶ残っている。しかし帰りを遅くしたくないので、洗車は帰ってからとし、8時過ぎに先週作ったばかりのイモビライザー付きスペアキーでエンジンを始動し家をでた。ちょっと気になったのが、大きな交差点などに、しばしば警察を見たことだ。今日は、取り締まりに気を付けないと。帰って調べたら、春の交通安全運動期間だった。
多摩北部地区を東西に走る片道2車線の道は、新青梅街道はしかない。そのため土曜日の下り線と言えども空いてはおらず、意外に混んでいる。そのため今日は試しに、青梅街道の旧道を走ってみることにした。以前にも書いたが東大和あたりまでは、旧道は新道の南側を、そして東大和付近から北上し奈良橋庚申塚交差点で新道を突っ切り、奈良橋交差点を左折し都道128号東村山東大和線を進んみ、瑞穂松原交差点で左からくる新道と合流する。こちらのコースは未経験なので、走ってみた。
道をちょっと間違えて、新道と芋窪街道が交わる上立野交差点(モノレールの終点駅ががある)を右折し蔵数公民館北の信号を左折して旧道に入った。
旧道は片道一車線ののどかな道で、交通量も少ない。ぶっ飛ばすわけにもいかないが、渋滞はなく車は落ち着いて進んでいる。古い街道筋なので、古いお店や民家などが時々残っていて、興味深い。通り抜けるだけの新道やバイパスといった道は、歴史や人の暮らしといった風情が無い。
瑞穂で新道と合流すると、青梅まで片道2車線でここから先は道も空いている。奥多摩に行くのだろうか、この辺からほかのバイク数台と一緒に走るようになった。うるさいのもいるし、飛ばすのもいるが、いい年をした自分はマイペースで進んでいく。
青梅市街地も旧道をゆっくり進む。この辺でガソリンの残りが気になった。購入後すぐに一度満タンにしたが、市街地で残りの目盛りが二つになった。一つになると、警告が点滅しこの時点で残り3.2リッターと説明書にある。今まで都内を走ってきて、平均燃費はリーターで20.2キロ程度と表示されているので、残りで約60キロ程度走行できるということか。ただし実際にはガス欠までは走ったことはないし、今後は燃費が悪くなる山坂道だ。どこで給油するか迷った。青梅市街のガソリンスタンドを越えてしまうと、ちょっと心配になってきた。この先の自分が知っているこの近辺のスタンドは
青梅街道 宮ノ平駅と日向和田駅の間
ENEOS 青梅日向和田SS (株)フクダオイル
青梅街道 JR奥多摩駅前交差点 すぐそば
ENEOS 奥多摩 SS (有)和井田商会
吉野街道 JR古里駅から1.6キロ
ENEOS 奥多摩SS (有)小林石油
吉野街道 JR石神駅南
キグナス石油 梅郷 SS (有)ホンダ
桧原街道 檜原村役場 東側すぐ
ENEOS 秋川SS 山王商事(有)日祝休
桧原街道 檜原村役場 東側600m先
出光 檜原SS 谷合石油
とあるが、エンジン回転数高めの山坂道を峠を越えて桧原村や五日市まで行けるかどうか、NC750Xの初めてのツーリングだったので安全策を取ることにした。またなるべく地元経済に貢献できるように(笑)、JR東日本奥多摩駅前交差点を左に20メートルほど入ったエネオス奥多摩SSに寄ることにした。ここが奥多摩湖への最後のスタンドになる。これを過ぎると山梨県の丹波山か小菅、または山を南側に降りて桧原村役場付近までスタンドはない。
田舎の小さなスタンドに入ると親切なおばちゃんとおいちゃんが、ガソリンを入れてくれた。湖にいくより、日原鍾乳洞へいったほうがいいよ、と教えてくれた。レギュラーガソリンはリッター175円と高かったが、タンクローリーでガソリンをここまで持ってくることを考えれば仕方ない。8.35リッター入り、燃費は約22.5キロ/リッターくらい。もっと走るかなと思っていたが、都内の走行ならこんな物か。バンディットのリッター14キロに比べれば、十分だ。(続く)