備忘録

しわ無し脳みそのために...

大型二輪免許挑戦日記 09(第二段階その3)

 日曜日の夕方から、シミュレーターに乗ってきた。乗ってきたというのは、ゲームセンターにあるバイクゲームのように実際にまたがって各種操作をするものだったからだ。白バイ隊の養成や教習所用というHonda製だった。ヘルメットは不要だが、グローブは持参とのことでだった。

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 二輪コースの脇にある建物の小部屋にあり、そこに目一杯の3人+指導員が入った。自分のほかには、二十代後半くらいのお兄ちゃんと大学生くらいのおねいさんで、オヤジは自分だけ。二人は大型なのか普通かよくわからない。普通のシミュレーターは二時間やるとのことだったので大型かもと思ったが、おねいさんのほうは他人事ながらもうちょっと...という感じがした。

 それぞれに簡単な課題、難しい課題、最後に空走時間の測定、をやらされた。ある程度の広さに町を想定したマップで、指導員が生徒にそれぞれ別なコースを割り当てる。バイクを運転すると、音声で「信号を右とか角を左」などとコースが指示される(コースはランダム)。難易度は対向車や歩行者がどのくらい無茶をやってくるかということで、自分は簡単コースでは問題なかったが難しいコースでは3回くらい事故にあった。

 3回ともまったく避けられないタイミングや場所から車、自転車、人が出てくる。他の二人も同様であった。これは事故を体験すること目的としており、どうすればそれを防げたかを後から考え、安全運転に繋げようというものだった。さらに安全運転とは法律を守るだけでは不十分で、実際の道路では臨機応変の対応が必要であることを体験させる。自分の場合は、急停止の時に停止線や横断歩道を越えて停車した(あくまでも偶然)。ところが、自分の直後に車がいて停止線で止まっていたら追突となったので、よい判断だったと指導員から評価されたが、本当はバックミラーは全然気付いていなかった(笑)、

 最後は直線道路を60kmまで出し、突然脇からトラックが飛び出すので急ブレーキをかけ、トラックが出てからブレーキがかかり始めるまでの空走時間を確認するというものだった。おねいさんは若いだけあって0.47秒、お兄さんは0.7秒、自分は0.5秒でベテランのオヤジライダーの面目を辛うじて保った。しかし時速60kmとは秒速16.67mだそうで、0.5秒の空走時間に8.3mほど走っていることになる。心の準備(笑)が整っていてこの数字だった上に、小さい数字とは言えないので、やはり常にブレーキレバーに指をかけておいた方がいいのではないか、と思った。

 教習所(つまり警察)では指四本掛けで教習生に指導するが、自分は安全のため昔から路上では指三本掛け(中指、薬指、小指)でいつもブレーキレバーに指を掛けた状態で走っている。テレビで「警察24時」といったような番組を見ていたら、白バイコンクール全国1位の人が指二本掛け(人差し指と中指)で走っていたのがはっきり映って笑った。

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 シミュレーター自体は大分古いもので、画質も今時のゲームからみたら骨董品のようなレベルだった。仮想現実感は全くなし。下記のリンクによれば、二番目のバージョンかもしれない。当時は相当高価だったようだが(最新版はかなりコストダウンしているようだ)、自分の場合はこれなら実際のバイクでコースを走っていた方がよかった。

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 終了時に指導員から今後の説明があり、今後はDコースを使う事、そして検定用のコースも覚えておくように話があった。検定用コースはNo1とNo2の二つがあり建物2階奥の壁に掲示されているとのことだった。スマホ掲示を写真に撮ろうかと思って場所にいってみると写真撮影禁止とあり、置いてあった所内コース見取り図に手書きで写し取るしかない。検定ということで、たぶん警察からの指導なのだろう。

 検定コースをよく見るとBとDのコースの最後の部分だけがスラローム波状路急制動になどに割り当て変更されている。危険ということで、段階が進んでからの教習ということなのか。ただBとDに似ているので、これなら何とかなりそうだった。聞くところによれば、検定同日にこっちをやれと指示されるらしいので、コースは両方とも覚える必要があるらしい。しかし次回からはDコースなので、まずそれから覚えないと。

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