備忘録

しわ無し脳みそのために...

大型二輪免許挑戦日記 10(第二段階その4)

 前回のシミュレーターの後、次回はDコースだといわれたので健忘症気味の頭に必死でDコースを覚えていったのだが、今日は課題だった。それは毎度のスラローム、そしてやっと出てきた急制動、これもまっていた波状路、さらに因縁の一本橋などを、四輪と同じ大きなコースでやった。

 中央線脇の細長いスペースで、まずスラロームをやる。これはあまり問題なくできた。

 次に危険回避をやる。遠くで旗を持って待っている指導員に向かって30kmで走って行って、間近になって左右どちらかに振らた旗の反対側に避ける練習。2~3回ほどやって特に問題なし。

 次に初めての急制動だった。2速でスラロームが終わったら停止せず速度を3速40km越えまで上げ、急制動を掛ける。緊張した割にはあまり難しい課題ではなく制限の11メートルよりも2メートルほど手前に止められた。公道でスクーターに乗っている時の方がよりきついブレーキ(前輪がロックぎりぎり)を掛けることがある。また止まる直前でクラッチを握ったが、停止時にエンストしてもいい(というかしないとだめ)というような雰囲気で(笑)、これからはクラッチは握らないことにする。

 お次は波状路。まずセンタースタンドかけて、そのうえで通過時の乗車姿勢の練習をする。へっぴり腰になりやすいが、そうするとアクセルのコントールができなくなるので、腰をかなり前に押し出すようし横から見て直立に近い姿勢を指導された。また膝を柔らかく曲げてショックを吸収させ、横から見ると頭の位置があまり上下しないようにする。また波状路の山の部分に前輪が当たる「前に」軽くエンジンを吹かしながら半クラッチで動力を滑らかに繋ぐ。前輪が山に当たってから吹かすと、トルクが不十分でエンストしたりよろけて脱輪することもあるそうだ。わずかに早めに、ブン、ブン、ブンというように繋いでいく。

次は因縁の一本橋。大きなコースの一本橋は、どうもクラッチを切っていてもスピードが上がっていくような気がする。二輪コースと異なり下り坂になっているようで、ブレーキが必須という感じだった。ただやはりふらふらして半分くらい落っこちた。速度が遅過ぎるのか。ここが難関。

 上記を3セットほどやったら、今度は普通車(Honda CB400 Super Four)に乗り換えて、車格や車重の違いで運転がどう変わるかを体験した。400はシート低いのか(シート高750mm、NC750は770mmなので変わらないはずだが)、ステップが高いのか、膝が急角度で曲がる感じがして、どうもリラックスできない。また2気筒のNC750に比べ4気筒エンジンの吹け上がりは速かったが、排気量の分トルクが少なかった。

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  そして最も大きな問題は(これはNC750の問題)、ウインカーとホーンのスイッチが上下逆になっていること(笑)。CB400もうちのマジェスティも左ハンドルのスイッチは、上がウインカーで下がホーンになっている。しかしどういうわけかNC750はこれが逆で、教習開始後の数時間はウインカーを触ったつもりで「ぷー」と音がして恥ずかしかった。やっとそれに慣れたかと思ったら、CB400でまた逆になった。こういうのは統一してほしい...。

 次はNC750に戻って、ブレーキなしの旋回。指導員が40km位でノーブレーキでコーナーを抜けるので、その後を同じようにブレーキなしでついていく練習。数回やって問題なし。

 次は模擬追突体験。指導員が30kmくらいで走っていくので、ぶつからないようにその横をついていく。指導員が予告なく急ブレーキを掛けるので、それに気づいてからこちらも急ブレーキをかけ、車間が短いと追突するよ、という体験をする。本当はもう少し手前で止まれたが、もしロックすると怒られるし、指導の目論見通りになるよう指導員の少し前で止まることにする。これも問題なし。

 これで今日の課題は終わり。結構内容があり、楽しかった。400との違いが体験でき、またNC750も動き出せばそんなに重量の感覚はあまり変わらない事がわかった。湿気を伴った南風が入って暖かったせいか、ちょっと汗ばんだ。